むむむむ、なぜ?

先週、数ⅠAと数ⅡBのクラスで単元テストをしました。

そこでいろんなことを感じましたが、そのうちの一つを書きます。

まず、これらのクラスでは1回で次に進むことがかなり難しいです。つまり、数ⅠAを半年で終えた段階で数ⅡBに進んでも大丈夫と言えるレベルに到達することは簡単ではなく、もう1回数ⅠAを学び直すことになるケースが多いということです。そうすると半年ずつ2回数ⅠAを学ぶことになるので、結局1年かけて数ⅠAを学ぶことになりますが、これは従来の方法で1年かけて数ⅠAを学んだよりずっと効果的です。

ですから、単元テストをして十分な点数が取れない諸君がいたとしても、そういうこともあるだろうということで、ショックを受けたり驚いたりすることはありません。

ところが、授業で毎回行う小テストでほぼ満点を続けながら単元テストでは十分な点が取れなかった生徒がいたのです。

実は、単元テストは2セット準備されています。1回で、つまり半年で数ⅠAを通過できなかった場合にはもう1度数ⅠAをすることになるので、単元テストも2通り準備されているのです。ですから半年前のテストを「予習」したとしても、その単元を本当に理解していなければ単元テストで点を取ることができません。

しかし、小テストは1セットしか準備されていなかったので、それを「予習」してきていた生徒がいたことが分かったのです。

「前回学んだ時の理解はイマイチだったけれども、今回は随分成長したな」と評価していたのですが、必ずしも本当の実力がついたわけではなかったということです。

もちろん、前回の小テストを残しておいて、それを使って予習することは悪いことではないので、これは塾側が準備不足だったということです。

それで、さっそく今日の授業から小テストの内容を変えることにしました。数ⅠAだったら数ⅠAを2回学ぶことをさらに有意義にするために、塾側も労力を惜しんではいけないと悟ったということです。

 

頑張りま~す!