覚悟

上がるのは少しずつで、落ちるのは一気です。

ロッククライミングって、やったことがありませんが、ちょうどそんな感じです。

テニスもそうです。上手くなるのには時間がかかりますが、ちょっとトレーニングと練習をさぼれば一気に落ちます。

 

学校のレベルもそうですねぇ。

教育大附属はいい学校だとずっと人に勧めて来ました。いい学校なのに、国立だから宣伝はしないし営業活動もしないから人気は高くなく入り易い、最高の学校だと言ってきたのです。

でも、最近学校のレベルが落ち過ぎです。

中学から高校へ8割の生徒が上がれるのですが、実際はほぼ全員上がれます。

上位層が堀川などに流れるからです。

そして優秀な子が入って来ません。

定員割れだったといったような情報が入って来るぐらいです。

上がるのは難しく、落ちるのは簡単です。

 

稲荷塾も同じ課題と闘い続けています。

一気に上がらんものかと常に願い続けて来ましたが、そんなことは決して起こりませんでした。

直角に切り立った壁を素手で昇り詰めて行くが如く、じわりじわりと進んでいるのです。

もし気を抜けば、一気に落ちます。

 

でも、これがいいのかも知れません。

宣伝力や資金力で一気に上がったとすれば、おそらく一気に落ちるでしょう。

 

ところで、壁の上方には何が待っているのでしょうか?

現段階では雲に隠されていてよく見えません。

 

それでも行く、と腹をくくることが先決ですねぇ …