A会話の勧め

むちゃむちゃ寒いですねぇ!

なのに snow snow snow などと言って、Carmelia は楽しんでいるようです。

彼女はバギュオ出身で、そこは、マニラがあまりに暑いのでアメリカの植民地時代に避暑地として開拓されたところです。

標高はかなり高いらしく、山の中の都市だと言っていました。

そうそう、だから Carmelia は自転車に乗れません。バギュオは坂が多く、自転車で移動するには適したところではないので、ほとんど誰も自転車は使ってはいないと言っていました。

そういうこともあって、日本の冬の寒さに驚くということはなかったのですが、さすがに雪は経験したことがなかったようで、新鮮なようです。

まあ、子どもたちが雪遊びを楽しむ感覚と近いのではないでしょうか。

 

実はちょうど1年前、Carmelia の出国のために exit clearance を取る(する?)ために悪戦苦闘していました。

これは、フィリピンの国が外国で働く自国民を守るために POLO という組織を作っており、その許可をもらうような手続きです。

それは、今思い出してもうんざりするような大変な作業でした。

まず、参謀に事業計画書を作ってもらい、それを稲荷塾に来たばかりの松谷君に英訳してもらい、その他書類と一緒にフィリピン大使館に送り … ということをしていたのですが、フィリピン大使館の対応がのろく、かついい加減でイライラさせられました。

結局新年度の開講にはぎりぎり間に合ったのですが、もし間に合わなかったらどうするべきかということも含めて、神経を擦り減らしていました …。

 

私の場合「5年日記」をつけているので、日記を書く際に去年はどうだったかと、ちらっと覗くのです。それで、昨年の苦労がよみがえって来たというわけです。

ですが、苦労して呼んだからというのではなく、Carmelia の実力には絶大の信頼を寄せています。正直言って、こんな講師はその辺にはいません。

これから日本でも英語教育の四技能化が本格化しますが、それに必要な新しい視点を与えてくれると信じています。

新年度からは新中1生のために、最短で中学英語を入れてしまって(英検3級レベルに到達するということ)、Carmelia のレッスン:A会話につなげるための「準備クラス」も作ります。

是非多くの方にA会話を体験してほしいと願っています。