小学算数と中学数学と高校数学の分量の差は半端ない!!
松谷です。
先日、稲荷先生や参謀とミーティングで話していたのですが、あらためて思いました。
小学算数と中学数学と高校数学の分量の差は半端ない!!!
小1、2は我が塾の対象生徒ではないので、小3くらいからの内容について考えます。
公立の学校で考えると、
小3から小6の算数の内容は、通常4年かけます。当たり前ですね。
中学の数学の内容は、通常3年かけます。中1から中3ですからね。これも当たり前ですね。
高校の数学の内容は、これも通常3年かけます。当たり前ですね。
つまり、一般的な、公教育の場合、それぞれの内容にかける時間の比は、
4 : 3 : 3
となるわけですね。学年の分ということなので至極真っ当な気がします。
しかし、次のことを考えると、その真っ当さに対して大きな疑問が生じます。
ここからは、稲荷塾で小学算数、中学数学、高校数学を学習するスピードについて述べます。
もちろん生徒によってだいぶ違いますし、特に小学算数や中学数学については、個別にやっているので、スピードを縛っているわけではありません。
ただ、これまでの生徒のだいたいの傾向として(2、3年前くらいまでの生徒で見たときに)、学校の算数や数学がある程度得意で、東大京大理系レベルを本気で狙っていきたいと考える生徒の場合、
小学算数の場合、小学算数4年間分の学習(少し応用を加えて)は、約1年間(週1時間の学習、宿題なし)
中学数学の場合、中学数学3年間分の学習(切り口を変えて2周して)は、約1年間(週2時間の学習、宿題わずか)
高校数学の場合、高校3年分の学習+東大京大理系レベルまでの演習の学習は、約4~5年間(週2時間の学習、宿題予習あり)
というくらいでした。
即ち、その学習の分量比としては、宿題とか思考スピードの成長とかそういった部分を無視して単純に考えると、
1時間×1年 : 2時間×1年 : 2時間×4~5年 ということで、だいたい、
1:2:9
くらいということになるのです。マジで??と思うかもしれませんが、マジなのです。
それくらい分量の差があるのです。
それなのに、公教育では、4:3:3の時間をかけているわけです。それはさすがにバランスを欠いているのではないかというのが稲荷塾の基本の考えなわけです。(そりゃあ多くの人が高校数学で多いとか難しいと感じて挫折するでしょう。)
ですので、中1で1年間で中学数学を終わらせるのを基本としましょう!と言っていますし、小学生から始められる人は始めたらよりよいバランスで学べますというのがさらに進んだ主張になったわけです。しかも、別に勉強時間としては無理をすごくしているわけではありません。
ただ、稲荷塾はそのときからもう少し考えが進んでいます。
それは、反転授業の登場によります。つまり、授業でどんなこともすべて板書するというような時間を省くことにより、もっと効率的に授業ができるのではないかということです。
特に、今まで稲荷先生が板書していた内容の基盤となる部分が「稲荷の独習数学」にはほとんど書き込まれているので、それをあらかじめ生徒に読んできてもらって。問題の予習をしてきてもらった場合、時間を大幅に短縮できるのではないかという考えが稲荷先生に思い浮かびました。
そして、実際にそれはかなりの程度実現できました。学習がスムーズに行っている生徒や、気合を入れている生徒については、これまで1年間かかっていた内容を半年でできるようになったのです。(しかも、例えば、数1Aはスムーズで半年でいけたが、数2Bは少し苦戦したので2周学習して1年間かけたというように、従来よりもう少し幅をもつこともできるようになったのです。)
このようにすることができるようになった結果、公立高校の生徒でも十分間に合うようにカリキュラムを組むことができるようになりましたし、逆に小学校ですごく低学年(小2以下や小3など)のうちに進みすぎなくても大丈夫だよ、小5くらいで始めても余裕だよとも言えるようになったわけです。
う~む、算数、数学の分量比について書いているうちに、稲荷塾の歴史について書くことになってしまいましたね。。。
今日は、稲荷塾の入塾者募集案内チラシが大阪方面に配布されている日です。
もし、ご興味をもっていただいた方はぜひ、1月28日以降の入塾説明会にぜひお越しくださいませ。では。