科目のモチベーションが先生なんかに下げられてはいけない

松谷です。

土曜日に、生徒と話していて、

「うちのクラスの数学の授業、学級崩壊してるんですよー」とか、

「うちの学校だと、あの先生が数学教えたらみんな数学わからんくなってるんですよー」とか言っていたので、

何やら悲しいことだなと思いました。

 

僕は今、講師(つまり先生)という立場ですが、これについて思ったことを述べてみます。

 

僕は、

生徒のある科目の勉強のモチベーションがもし先生なんかの影響で下がったとしたらすごくしょうもないことだなと思います。

 

小学校や中学校や高校では、やはり特定の教科の担当の先生と教え方が合わないことにより、その科目の成績がふるわなくなって嫌いになったり、そもそもその先生自体が嫌いであることにより、その科目が嫌いになったりということがあります。

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僕が歴史という科目に興味をなくしたのも、中1のときの先生の影響が大きい気がします。

 

別に今考えれば、参考書でもなんでも利用したら、点数くらいいくらでもとれたんでしょうが、そんなことは思い浮かばなかったですし、中1の社会のテストでそんなことなんてするのはちょっと異常な状況ですしね。ということは先生の影響は残念ながら大きくなってしまっているんですね。

 

でも、そんなことで、嫌いになったとしたら、しょうもないことこの上なしですよね。一生涯の不利益にすらつながりますから。

 

つまり、僕は、先生のいろいろな差が、生徒のモチベーションを左右するべきではないなと考えています。

 

でも、一方で、

もし、自分が教えていたから、生徒のモチベーションが上がったような場合にはとても嬉しいと思うんですね。講師冥利につきるというか。

 

そう、上の「先生の差が左右するべきではない説」と完全に矛盾する感情を抱いているわけですね。

 

うーん。まぁ、もちろん講師は人ですし、教える技術だけではなく、人としていろいろな種類の人がいます。人間社会が人と人が共同して暮らす社会である以上、人が人に影響を受けてしまうのは必然なのかもしれませんね。なので、ダウン方向のモチベーション変化をもたらしさえしなければ、あとは個性の範囲としていいのかもしれませんね。