保護者だったら中学英語の先生に求めたいもの

松谷です。

中学の英語を教えるにあたって、

もし、僕が保護者の立場だとして、自分の子供の中学の学校の英語の先生に求めたいものを考えてみました。

 

  1. 英語で外国人とスムーズにコミュニケーションできる。できれば、豊富なコミュニケーション経験がある。できれば、ある一定の海外滞在経験がある。
  2. 発音や流暢性において、多少の日本人なまりがあっても概ね正統派な発音をしていて、英語らしく聞こえる。できれば発音指導まできっちりできる。
  3. 教えるのがうまく、楽しく教えることができ、英語に対しての前向きな気持ちを養ってくれる。
  4. 英作文などで作り出す英文は正確であり、チェックも正確である。
  5. 正しい文法知識を持ち、曖昧さなくしっかり伝えてくれる。
  6. ボキャブラリーを増やしてくれる。
  7. 読解を方法論として教えてくれる。
  8. リスニングを方法論として教えてくれる。自身も映画は字幕なしで見れるくらいの実力である。
  9. スピーキングを方法論として教えてくれる。
  10. 今後に伸びていくための基礎をしっかり築いてくれて、高校以降の内容や実用英語の段階になっても、活きる知識を与えてくれる。
  11. 家庭での1人でのトレーニング方法を根付かせてくれる。
  12. 少なくとも英検1級、TOEFL100をとれるくらいの実力である。(本当はそれではまったく不足。)
  13. 英語の4技能の伸ばし方について、初歩から一応のゴールレベルまで全体を見通すことができている。

 

こんな感じです。思いつくままですが。(個人的には3が1番重要だとは思います。)

 

でも、多分中学の英語の先生で、これを満たしている人は0.1パーセントくらいなんだと思います。つまりいないということです。ましてや、学生などでこのレベルに達している人は皆無でしょう。

 

(想像ですが)何故いないのかというと、上のようなことができる人は、大抵は世界相手にビジネスをしているからです。(その人たちが教えるのが上手いとは限らないですが。)もしくは、そうでなくても、高校生相手や、大人相手の英語を教えることをしていたり、英語の専門的な仕事(通訳や翻訳)をしているのではないかと思います。

 

 

しかし、僕としては、英語学習の最初の方に教える役目というのはすごくすごく重要だと思うのです。

 

少なくとも今の大学受験英語なんかを教えるより、はるかにレベルの高い英語力が必要だと思うのです。

 

残念ながら、僕も上の要求を完璧には満たしているとは言えないと思います。ただ、上のようにありたい、そうならなければならないと思って訓練はしています。

 

なので、僕に3ヶ月預けてくれるという保護者の方がもしいるならば、その気持ちには精一杯応えたいなと思います。

 

いろんな生徒をCarmeliaという貴重な英語の本物の先生にぜひともつなげてあげたいと思うんですね。

 

 

そういえば、いかに日本人の英語の先生が難しいかという1つのエピソードがありましたので、伝えます。

 

以前、自由英作文と複雑な和文英訳の問題を含む大学受験用の教材を作っていて、予備校で力がある先生方に解答を執筆してもらったことがありました。予備校の先生どうしの相互チェックでは、かなりよいですね〜、みたいな評価でしたが、ネイティブスピーカーにチェックをしてもらったときには、本当にボコボコのボコボコにされたんですね。極めて不自然ですみたいな感じで。

 

うーむ、英語のコロケーション(動詞と目的語や名詞と形容詞などの組み合わせ)や論展開が不自然かどうかって、本当に膨大な経験などを元に判断されるものであって、かなり難しいなぁと感じたんですね。