思わず昔話
8月27日(日)に下半期生募集の説明会をし、先週はその手続きをしました。
その中で、信じられないような出来事がありました。
ある生徒のお父さんが、20年ほど前のZ会での生徒だったのです。
へぇ~!
と驚いていたわけですが、何とその次に来られたお母さんから、「実はZ会で習っていたことがあったんですよ」と聞いたときには、「えっ!」と言ったまま次の声が出ませんでした。
滅多にないことが連続して2回起こったのです。
まあ、そういうことが起きてもおかしくない年令になったということでしょうか …。
Z会は当時「Z会京大マスターコース」と言っていました。
予備校では講師と生徒の距離が遠過ぎるし、塾では講師のレベルに予備校ほどの保証がないということで、両者の良いとこ取りをしようとしたのです。
1994年12月に大阪の南方で冬期講習から開講しました。
数学は私、それに英語の秋吉さん(ペンネーム)、国語の鈴木さんの3人で立ち上げました。
いや~ぁ、
楽しかったですねぇ!
特に秋吉さんとは、ほとんどの生徒が共通の生徒だったので、情報を交換し合いながら、ああだこうだと議論するのがとても楽しかったです。
その結果、クラスもよい雰囲気で、非常に高い確率で京大に受かりました。
まあ、これを一つのモデルとして稲荷塾を作ったとも言えます。
実際、一旦は秋吉さんと2人で始めようと決めた段階もありました。しかし、その後諸事情により、その案は流れ、1997年春に私一人で稲荷塾をスタートしました。
Z会の場合、通信添削講座をとっている生徒にダイレクトメールを送るので圧倒的宣伝力があります。それゆえに教室は順調に発展し、夏期講習なんかすると、全国から生徒が集まって来ました。たった4日間の講習のためにホテルを取ってやって来るのです。
対して稲荷塾は全くの無名のところからの出発だったので、生徒集めにはずっと苦労しました。
いや~ぁ、
あれから20年以上が過ぎたんですねぇ!
まだまだ理想とする状況とはほど遠いですが、これまで通り、地道に頑張って行きたいと思います。