大学で留学した元生徒に思う

松谷です。

昨日は、個別指導塾勤務時代に、働いてくれていた先生が、関西までたまだ寄ったのでということで、京都まで訪ねてきてくれました。

 

彼は、今フィリピンで、不動産関係の仕事をしているらしいんですが、何か飲食業にも興味があるみたいで、いろいろな夢を膨らませていました。

 

さて、彼もそうなんですけど、個別指導塾時代にやってくれていた先生の中には、他にも大学時代に留学した先生がいました。

 

その1人に思いを馳せてみます。

 

彼は甲子園にしょっちゅう出場する野球部に所属していて、8月くらいまで一生懸命野球に打ち込んでいました。それこそ、勉強する暇はまったくなかったみたいです。

 

それで、塾に入ったんですが、本当に0の状態でした。

 

イメージ的には中学英語が6割くらいわかっているかなくらいのイメージで、センター試験を試しにやってみたら、40点とか、そんなんでした。

 

でも、野球部で頑張ることには慣れていましたので、半年で頑張ってセンター試験で150点くらいまで上がりました。(200点中ですね。学校がない日は、毎日12時間くらい勉強していたと思います。)

 

その過程で志望校のランクも一つ上げて、勝負という感じで臨んだのですが、、

結果は甘くなく、ワンランクあげた志望校にはギリギリ届きませんでした。

 

でも、その中で、彼は、あっ、

「英語なんかはやれば身につくもんなんだな」

という感触と、

「期日がある場合、準備は早くないと間に合わない可能性があるのだな」

という教訓を得て大学生になり、個別指導学塾で先生として働いてくれることになりました。

 

大学での彼は、高校のときに、得た教訓を元に、早め早めに仕事をこなし、勉強などもかなり真面目に取り組むようになりました。そして、留学をしたいと考えるようになりました。

そこで、2年のときに一年くらいしっかり準備をして、見事TOEFLibtの基準60点を余裕で突破して留学することになりました。(70前後だったのかな。)

そして、この夏から、アメリカのハワイ大学というところに留学したみたいです。

別に、僕はハワイ大学がいいとかよくないとかそんなのはどうでもいいんです。というかよく知りません。

 

そうではなく、真剣にやれば、英語をある程度の大学に留学できるレベルまで仕上げるのは、ほぼゼロの状態からでも1年半くらいでもっていける(可能性がある)。

かなりよいとされる大学でも、2年から3年あればもっていける(可能性がある)。

こんなところを感じました。

 

中学生や、高校の低学年の人で、もし大学で留学するイメージがあるとか、そもそも海外の大学に挑戦する気持ちがあるとか、そんな人は上のような期間をイメージしながら勉強してもいいのではないでしょうかね。

 

もうひとつ、東大とか京大などにいって、大学院であちらにいくっていうのも良い選択肢だと思います。きちんと日本の大学、大学院で勉強していたら海外の学会などで発表をすることもあると思いますが、その関係で、アイビーリーグと言われている大学にも引く手が結構あるみたいですからね。(僕は違いましたが。。実際には、博士課程ではなく修士課程のときに海外学会発表する人は3分の1もいないかもしれません。博士課程だとたいていの人は海外で発表すると思いますから、そこでコネクションができるのでしょう。)

テニスサークルが一緒だった理学部の友達は、MITに普通に誘われたけど、行かなかったみたいなことを、言ってました。そして、もうひとつ言ってたのは、「MITに行くのは難しくないけど、MITで研究者として目立った成果が出せるかが勝負で、そこはようわからん」と言ってましたね。

 

まぁ、目の前の勉強をすることはもちろん大事。

ただ、そればっかりだとなにやら何をしているのかよくわからなくなることもあります。

そこで、もう少し先の夢とか目標に思いを馳せて見るのもたまにはよいのではないでしょうか。