分かってないけどどんどん進んでいく子

松谷です。

稲荷塾は、小学生部と中学数学は個別の進度をとっています。

 

個別で進む際に、

 

「教えてもらう」→「問題を解く」→「答え合わせをする」→「解答を写す」→「次に行く」

 

というようにどんどん進める子がいると思います。

 

さて、この子の進み方はいいでしょうか?

 

良さそうに見えますね。

 

 

でも、決定的に良くないところがあると思います。

 

 

 

 

「解答を写す」

 

 

 

のところです。

 

正しい進み方の例としては、

 

「教えてもらう」→「問題を解く」→「答え合わせをする」→「ちょっとしたミスだったら間違ったところをもう一度自力で解き直してみる。再度間違えるようなら解説を読んで考えて納得する。自分をごまかさないで納得できなければ必ず質問する。そもそも全然分からないならすぐ質問する。自分で再現できるか解き直してみる。模範解答の方が良いところなどあれば補足して写しておく。」→「次に行く」

 

といったように、そんな簡単に終わりません。(上はあくまで例ですが。)

 

「解答を写す」というのは、ただの作業です。

 

そこに、何も改善や上達はありません。

 

そこに、思考が伴わなければ意味がないのです。

 

 

そのような進み方の生徒を見つけたら、なるべく止めるようにしていますが、無視してどんどん進んでいく子もいます。見つからないようにしてんじゃないかって子すらいます。

 

 

そんな子を少しでも食い止めるために、確認テストや再テストを設けました。

 

結構ひっかかってるので、機能しているのではないかとは思っています。

 

姿勢を少しずつ修正していきたいと思っていますが、修正がぱっとうまくいかないケースもあります。

 

僕も、チューターの先生も、責任をもって、本当に真摯に辛抱強くつきあってますから、親御さんも辛抱強く待って頂ければ有難いなと思います。待てない気持ちはよくわかりますがね。。もし、待ちきれなかった場合は指導力不足と言われても仕方ないという覚悟でやってます。

 

小学生や中1くらいの場合は、やり方を変えるっていうのは、性格を変えるということに近いですから。

 

あと、小学生についてだけは、そこまで急がないわけなので、中学数学のテストも50点くらいを基準に再テストにしてもいいのかなという気も最近してきました。

 

まったく同じテストをもう一度やってもらって50点突破したら合格みたいな。

 

ただ、テスト時間がある程度長いので、1時間だけの授業時間を奪いすぎる可能性もありますね。うーむ。自宅で宿題にするという手もあるか。

 

ちょっと考えてみます。