藤井四段
何か将棋の藤井四段のことが話題になっていますねぇ!
ちょうど今日は歴代最高の28連勝なるか、という対局があるようで、私も注目していますが、これまで将棋に関心を持っていなかった人まで熱い視線を送っています。
この前の土曜日もチューターの緒方君が来るなり、そのことを話題にし、今日の対戦相手は高校の後輩なんですよ!と盛り上がっていました。
藤岡君という東大生でしたが、愛光出身のようです。
学生名人のタイトルを取り、アマチュアながらプロの公式戦に出場する資格を得たようです。
このニュースに最初に触れたとき、今回は藤井君、相当に危ないと思いました。
なぜって、学生名人は弱いプロよりよっぽど強いからです。
昔はそれほどではありませんでした。
しかし、立命館がアマチュアのレベルを上げてしまいました。
立命館が「自己推薦」などという入試制度を作ったとき、なんじゃそりゃ?!と思いましたが、それを利用して高校チャンピオンクラスがどんどんと立命館に集まるようになりました。基本的に勉強での成績を問わないので、将棋だけ頑張っていたような子でも、全国クラスの実績さえ持っていれば入学できるわけです。
そうして30年ほど経った今では、もう立命館はある種のプロ集団のようになってしまいました。
ですから、この一軍を押さえて学生名人になるのは至難の業で、しかも東大生というのなら勉強もしてきたはずで、この藤岡君、相当の切れ者だと思ったのです。
それで、どんな将棋になるのか、興味津々で覗いてみました。
まあ、びっくりしました。
まだまだ難しいと私が見ていた局面から、一気に藤井君が決めに行きました。そして数手後にははっきり優勢になり、最後は形すら作れないぐらいの大差になりました。
この少年、本当にすごいです。
卓球の張本君もそうですが、このごろ13才や14才ぐらいで目立った活躍をする子が出てきています。
いろんな分野でそういう子が出てきてほしいです!
そのためには、本当に情熱を注げる分野を探すということをリスクだと捉える考え方を変えて行く必要があるだろうと思いますが …。