モチベーションって?
インディアンウェルズはフェデラーが優勝しました。
この人はどうなっているのでしょうねぇ?!
ジョコビッチは昨年の全仏を取るまでは超人的な強さでしたが、その後急激に落ちました。誰の目にも、彼のモチベーションが落ちたことがはっきり分かります。
それが人間というものです。
そうそうモチベーションが続くものではありません。
もちろん通常レベルでのモチベーションは続きますが、今問題にしているのは、人間が到達できるかどうかのぎりぎりのレベルのことです。
そしてそれが落ちると、紙一重を争うトップレベルの闘いでは、明らかな差となって結果に反映されるのです。
それなのに、35歳になったフェデラーがまだ世界のトップレベルを維持しているのを見ると、一体どうなっているのだろうか、と思ってしまうのです。
本当にすごいですねぇ!
話は変わりますが、うちの息子もセンター明けの1ヵ月余りは一生懸命勉強していました。それまでたらたらし続けていたのがうそのように頑張っていました。
去年よりセンター試験の点数を60点以上落とし、いよいよ追い込まれたということもありましたし、本人が言うには、ここで踏ん張らなければ、これまでの2年間が無駄になってしまうように感じたからだそうです。
まあ、それも一つのモチベーションの高め方でしょうねぇ …。
実は浪人生の場合、モチベーションの維持が最も重要なポイントになります。
それが続けば、成績は伸びます。
しかし、成績がいい子ほど、このモチベーション維持に苦しみます。
特に京大の医学部を志望しているような子の場合、上げても上げても受かるという保証はなく、これ以上何をすればいいのかが分からなくなることが多いのです。
しかも、受験勉強はそれ自体、そんなにわくわくするようなものではないので、気持ちを高めることが難しいのです。
そういう意味で、浪人はせいぜい1年で決着すべきです。
もちろん、現役で受かるように計画するのが一番です。そうすれば勉強もプレッシャーを受けながらするのではなく、楽しく取り組めるようになるはずです。