問題を作る、選ぶ

松谷です。

昨日は、小学部の授業時間以外は、テスト用の問題を作成したり、選定したりしておりました。

問題は天から降ってくるわけではなく、このように地道な労働によって生み出されるわけです。なかなかクリエイティブな仕事で面白いとは思いますが、その分なかなかに大変だと思います。

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簡単になりすぎないように、しかし、難しくなりすぎないように、そして、きちんと差がつくように、と考えると、なかなか悩ましいものなのです。

 

特にまだ学習の途中の段階のときに、生徒が出会う問題を、作成・選定するということは、いろいろと道具が制限されるので、別の気も使い難しいです。

 

しかし、個人的には少し遊び心も加えつつ、適度なものが出来上がったのではないかと思っています!!

 

中3までの内容について、

基本を押さえてたら、50〜60くらいはとれ、

全体をしっかり理解していれば80くらいはとれ、

その場での思考や発想もできれば90も超えられるようにしたつもりです?!

あとは皆さんのがんばりの結果を待って、丁寧に採点したいと思います。

 

 

さて、テスト作りの難しさといえば、前職では、別の難しさに直面することもありました。

 

いくつかの教材を、作っていたのですが、東大予想問題という教材を作っていたことがあります。

 

これは、東大受験生が入試直前に取り組むものなので、かなりハイレベルなものです。そのレベルの受験生の平均をだいたい4割くらいに設定しますので、その難しさの想像ができると思います。

 

しかし、さらに追い討ちをかけるのは、すべてオリジナル問題ということです。つまり、まだ、完全には出来上がっていない状態で、様々な先生が作問した問題を、編集者として、チェックをしていくわけです。もちろん、解くわけですが、何が大変って、なかには鬼のように難しい問題があるわけですし、しかも途中の段階なので、解答が合っていなかったりもします。さらに、やばいのは、そもそも問題として間違っていたりして解答が出ない場合もあるわけです。いやぁそのときは大変でした。でも、何やら楽しい時間でもあった気がします。

 

やはり、大変な中で、いやいややっていたわけではなく、何か楽しい瞬間があったから、今、稲荷塾で仕事をしているんだなぁと思います。