東大の入試問題を見てみました

松谷です。

入試本当におつかれさまでした。(後期も受ける方はもうひとがんばりです。)

 

正直、上手く行った人も行っていない人もいると思います。

 

東大や京大の入試問題については、教材を作っているときには、毎年解いてましたし、多くの先生方と分析会をしたりしてるなかで、いろいろな意見から、勉強させて頂いてました。

 

今年も稲荷塾への勤務初年度ということで、東大と京大の理系の問題については解きました。

 

しかし、やはり会社として分析をやや上から目線で発信するというわけではない今の立場では、もっと感情的になってしまい、うまく客観的に述べることができません。

 

特に京大の入試問題については、塾生の何人かが受けているので、この問題は簡単だ、この問題は標準だ、などと軽々しく言うことはできません。

 

実際、入試分析の、「難易度」で「標準」っていうのは、どこから見て言ってるねん!という例もいっぱいみてきました。

 

実際、再現答案を採点したら、完答なんて100人に1人じゃねーか!というときもありました。また、受験場でないところで、ヌクヌクしながら解いたものでは測れないものが、本番にはあると思います。

 

ということで、今年の京大の入試については、現段階ではコメントを控えたいと思います。

 

ただ、今年、東大理系を受験した人は1人もいなかったので、東大理系数学ついての所感だけ述べておきます。

 

全体としては、だいぶ簡単だったのではないかと思います。

東大入試は、1990年代と2010年前後がかなり難しかったのですが、ここ2年は易しい傾向です。もしかしたら、東大入試でもトップ3に入る易しさかもしれません。

どれくらい易しいかというと、今年は、僕が6問全部完答しても、30分くらいあまりました。こんなことは初めてです。ちなみに僕はそんなにスピードがあるタイプでもありません。センター試験でも結構ギリギリです。(まぁ、センター数2bは多すぎるとは思いますが。)

だいたい模試とかで、120点中60点くらいの人でも満点が狙える人もいたんでないかというレベルでした。実際、ネットをうろついてみると満点報告者が多数います。

しかし、この傾向が続くのかはわかりません。来年また難しくなるかもしれません。ならないかもしれません。

残念ながら、受験生にできるのは、多少難しくなっても大丈夫なように万全を期して備えておくということだけです。厳しい世界です。

 

さて、問題が易しくなったら、どうなるでしょうか?

 

それは、

「ミスをしなかったか」

「答案記述をしっかりしたか」

 

の2点により差がついてきます。このポイントをおさえるには、両方とも、普段の取り組みが大事です。本番だけ、ミスをなくして、記述をしっかりしようとしてもできません。

 

稲荷塾のテキストの予習や、単元テストのときから、しっかり記述する取り組みをし、解答と比べて記述の改善を図っていってください。解答読んでわかったら、解答見ないでかいてみる。これの繰り返しです。

 

単元テストのときは、特にミスをしないように注意してみてください。ミスについては、習熟度とともに、減ってきますが、見直しをする習慣と、自分のミスの傾向をつかむことを合わせると大幅に減ってきます。テストでケアレスミスで点を失って悔しい思いをしたら、それがミスに対する考え方の改善のチャンスです。

 

 

あっ、一応、大問講評を載せておきます。

読んでくださってる方があまり興味がないかもしれないので、さらっと。。。興味ある方は解いてみてください。

http://nyushi.nikkei.co.jp/honshi/17/t01-21p.pdf

第1問:二次関数。整式の割り算ができると、信じれば救われる。あとは、軸と頂点を考えるだけ。

第2問:確率。反復試行の確率を場合分けして数えればよい。多少めんどくさくても数える気合いがあるかどうか。数1Aクラスをまじめに聞いて理解してたら解けます。

第3問:複素数。反転を題材にした適度な難易度の複素数の問題。稲荷の独習数学をしっかり理解していれば解けます。

第4問:整数数列の問題。実験→帰納法の典型的な流れをこなすのみ。最後にユークリッドの互除法に気づくかどうか。速い人は五分でおわります。

第5問:共通接線の問題。微分うんぬんより、二次関数なので判別式。対称性に注意。類題よく見ます。

第6問:体積。これだけ少し難しい。最近はやりの円錐がらみの回転体の体積。類題経験がなければ時間がかかる。ハイレベル系の問題集にだけ類題がのっている問題です。