高1から京大を目指すには何をすべき?数学対策の最短ルートを解説!

「京大を目指したいけれど、どれくらいのレベルが必要なのか分からない」「どこから手をつければいいの?」
高校1年生でそんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

このコラム記事では、東大・京大専門塾「稲荷塾」の教室で生徒に伝えている内容や経験をもとに、高1から京大現役合格を目指すための数学学習の最短ルートを解説します。
受験を終えて高校に進学し、これから本格的に京都大学を目指したいという高校生は、ぜひ参考にしてください。

高1ですべきことは「数ⅡBまでを終わらせる」こと

高1の1年間で数学ⅠA・ⅡBをすべて学習するのが、京大(特に理系学部)を目指す上で理想的なスタートです。
目安として、数ⅠAを半年で、残りの半年で数ⅡBを終えるペース。これは決して無理な進度ではありません。

この段階での目標は、「高校課程の基礎を速く深く理解すること」。
まだ大学入試の問題に取り組む必要はなく、テクニックに走るのも早すぎます。重要なのは、問題の解き方だけを覚えるのではなく、公式の意味や成り立ちを完全に理解することです。

理解度の目安としては、例えば全統高1模試で偏差値70以上を目指せていれば、順調に進めていると考えて良いでしょう。

高2・高3の進め方と目標

高2になったら、いよいよ数ⅢCに進みます。約半年で数ⅢCを終えるとともに、入試の標準問題(東北大・名古屋大レベル)での演習に取り組みましょう。

この演習の目的は、バラバラに学んだ数学の道具を整理し、必要なときにすぐ取り出せるようにすること。
基礎知識と基本技術をもとに、問題で与えられた「条件」と「結論」を論理的につなげる力を身につけることが、この段階ではとても重要です。

学習の順序ですが、数ⅢCを始める前に数ⅡBまでの範囲で先に演習を進めるのがおすすめです。
その理由は、数ⅢCの内容の中心が数ⅡBの微分積分を深めたものだからです。あらかじめ数ⅡBで学習した内容を整理しておくと、余裕を持って数ⅢCの学習を進めることができます。

そして高3では、いよいよ京大の過去問レベルの問題に挑戦していきます。京大の問題は、条件が複雑だったり、結論がぼかされていたりと、初見では何を問われているのか分かりにくいことがよくあります。
そのため、「問題文から本質的に何が問われているのかを読み解く力」が求められます。

このように、

  • 高1で高校課程の半分(数ⅠA・ⅡB)

  • 高2で残り(数ⅢC)と標準問題演習

  • 高3で京大入試レベルの演習

という流れで準備を進めるのが、最短かつ効果的な対策ルートです。
早期に学習を進めることで、英語や理科などの他科目の学習も有利に進めることができます。

自分に合った教材で、段階的にステップアップ

「どんな問題を使って勉強すればいいか分からない」「独学で進めるのは不安」という場合には、稲荷塾の通信講座をオススメします。

稲荷塾の通信講座では、参考書『最短でマスターする数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C』で内容を丁寧に理解し、その上で適切な演習に取り組む構成になっています。
1年中いつでも講座の最初から受講を開始でき、学年に関係なく「数ⅠA」「数ⅡB」「数ⅢC」の各ステージをそれぞれ最長半年で学習可能です。夏休みに一気に数ⅠAを終わらせるなど個人の都合に合わせた利用もできます。
東京大学・京都大学・難関大医学部に対応できる深さで、かつ1年半の短期間に高校課程全範囲を終えられるのは稲荷塾だけです。

分からないところがあれば、平日21時まで、土曜日19時までの時間に質問すればその日のうちに講師・チューターから回答が届くので、スムーズに学習を進められます。

通信講座について詳しくは、下のボタンから案内を確認してください。

申し込みは随時受付中。申込者には無料でテストを実施し、最適な学習コースをご提案します。

まとめ

高1のうちに数ⅡBまで終わらせ、高2で数ⅢCと標準問題演習、高3で京大入試問題に本格的にチャレンジする。
これが、入試本番で実力を発揮し志望校に合格するための数学の「王道ルート」です。

焦らず、でも着実に、自分の力で理解を積み重ねていきましょう。
そして、必要であれば稲荷塾のようなサポートを活用するのも一つの選択肢です。