ちょっと本音
今日、ジムに行ったら、受付の川口さんに「稲荷さん、また本を出すんですか?」と声をかけられました。
ブログを読んでもらっているということで、ありがたいと感じましたが、本を書くのと本を出すのはかなり違います。
今回書こうとしているのは「中学受験vs高校受験」(仮)という本で、それぞれの課題とメリットについて論じ、各学校に取材に行き、その実際のところも伝える内容にしようと思っています。
まあしかし、性格上、自己主張の強い内容になることは間違いなく、本当に出版できるかどうかと言うと、かなり難しいのではないかと考えています。
実際、出版社にはさまざまな原稿や企画書が山のように送られて来て、そのほとんどがゴミとして扱われるそうで、大体3000に1つぐらいの割合で採用されると聞きます。
昔、これからは名刺の代わりに自分が書いた本を手渡す時代になるという説明が書かれた本を読み、大いに影響され、「小さな数学塾のヒミツ」を書いてみましたが、正直言ってこれが出版できたのは限りなく奇跡に近い出来事でした。
それ以来、調子に乗って4冊(改訂版を入れると5冊)の本を出しました。
すごい幸運に恵まれたと言えます。
ですから、次もまた出版できるとは楽観できないのです。
本音を言うと、本を書くための取材と言ったからこそ洛星の先生が会ってくれることになり、何となく楽しいことが起こりそう、というこの状況を楽しんでいるのです。
もちろん出版できればそれが一番いいのですが …