モラトリアム
昨日、卒業生の本間君が遊びに来たと書きました。
たくさん話しましたが、昨日ブログを書いている段階では頭がごちゃごちゃしていて、「クリエイティブに活躍している」と印象的なことのみ書きました。しかしその後、ふとした拍子に彼がしゃべった内容が断片的に思い出されます。今日はそのうちの2つぐらいを書いてみようと思います。
給料が今年5万円上がって、その後5年間変わらないのと、毎年1万円ずつ上がって行くのを比べると、前者の方がずっとたくさん給料をもらっていることになるのに、後者を好む人が多いそうです。
だから、何らかの成果を上げたときに給料がぼんと上がるのと、毎年少しずつ上がって行くのを並列させるシステムを作ったそうです。結構、画期的のようです。
まあ、若い社長が年上の部下を率いて行くだけでもいろいろと苦労があるでしょうねぇ …
それから、大学院をモラトリアムだと言っていました。
モラトリアムって何ですか?
ググってみると、次のように出て来ました。
経済恐慌などの場合、国家が債務の履行の一定期間延長を認めること。支払猶予。比喩的に、社会人となるべき自信がなく、大学の卒業などを延ばしていること。
おぉ、そういう意味だったのか …
確かにそういう面もありますよね。
マスターを取ること自体のために籍を置いている学生はいっぱいいるように思います。というより、大学院の2年間の半分以上を就職活動に充てているなんてのも珍しくないと思います。
マスターって、アメリカでは研究者として大学が雇う形になるので、それなりの給料が出ます。日本では逆に学費を払いますよね!
当然のことながら、研究成果を出すことに関する必死さが違ってきます。
これじゃあ、モラトリアムだと言われても仕方がないのでは …
興心も大学院を出たばかりですが、どうだったんでしょうねぇ …
ちなみに、アイキャッチの写真は興心が2才のとき。パラグアイでピラニアを釣って、家内がさばいているところ。
本人は何も覚えていないらしいけど。