犯人逮捕
稲荷塾の下駄箱はスリッパを入れるところに赤いテープを張って靴を入れるところと分離しています。
ですが、写真のようにスリッパをを所定の位置に置かない生徒がいるのです。
そこで、階段下の案内板に注意書きをしました。
それでも気付かない、鈍感な奴がいるのです。
いつかは捕まえてやろうと狙ってきたのですが、遂に昨日犯人を見つけました。
まあ、スリッパを入れるところは常に混み合っているので、広いところに置こうと考えたのだろうと推察します。
要するに、観察が大雑把でいい加減だということです。
犯人はまさしくそういう生徒でした。
彼の質問の多くは解答の意味が理解できないというものですが、大概、その前後を読めば誰でも分かるだろうと思われるものばかりです。
でも、気付かないのです。
まさしく、どんくさい生徒です。
こういう生徒を見るとき、頭の良さって何だろうと考えざるを得ません。
大体の場合、飲み込みが良ければ頭がいいと判断して間違いありません。
ということは、飲み込みが悪ければ頭が悪いと …
だけど、どんくさいのにぐんぐん伸びて行く子も稀にいるのです。
彼がそういう稀な生徒であることを祈ります。