定期テストの英語で満点を取る方法

松谷です。

定期テストの英語で満点を取る方法

なんて釣りのタイトルをつけたら読む人がいるかも

しれないなと思ってタイトルをつけてみました。。ははは。騙された人ごめんなさい。。

さて、

先日定期テストの英語の勉強での悩みを生徒から相談されました。

学校の定期テストで試験時間内に解き終わらないので、どうしたらいいか?そもそもどういう風に勉強したらいいかという悩みでした。

質問してくれるのはありがたいことですよね。

 

さて、僕自身は定期テストの英語はたいていほぼ100点だったと思いますし、定期テスト対策サポートbookみたいな教材も作っていましたし、以前教室長をしていた塾でも指導はしていましたから、何か少しでも役に立てばいいなと思ってアドバイスしてみました。

 

 

まず、たいていの学校の定期テストでは、

①学校で扱った素材文の長文を扱うパート、②その期間に扱った文法を扱うパート、③語彙を扱うパート、④実力テスト的なパート

があるんじゃないかなと思います。

そして、満点あるいはそれに準じる点を取ろうと思うなら、テストにおいて、①、②、③を瞬殺して④に時間を使うということが大事だと思います。

 

そして、①、②、③を瞬殺するためには、事前に教科書長文や文法、単語の部分に不安点を1ミリも残さず、瞬時に理解、記述できる状態にするということです。

 

何を当たり前のことを言っていると思われるかもしれませんが、満点とかそれに準じる点をとるためにはそれがマストです。これに時間がかかるかというと人によりますが、どちらかというと普段の取り組みをしっかりしていれば定期テスト直前の勉強はかなり少なくて済むであろうと思います。僕自身は英語の定期テストの勉強は前日の2時間くらいだったと思います。

 

前日の2時間にやることは完璧になっているかの確認だけです。

まずは、教科書(当時はプログレスでした)の範囲の英文を通してすべて読みます。このときにある程度スピードをもってやることが大切です。CDがついていたらその音声を流しながらやったらいいです。5レッスンくらいだったら40分くらいでしょうか。(これでも4000wordくらいにはなりますしね。)そして、わずかでも、英語の意味や、表現にひっかかったところがあれば完璧に理解できるまで違和感が消えるまで調べたり考えたり口に出したりしてつぶします。このときに、ちょっとマイナーな熟語とかもちゃんと押さえておきます。実際に入試で出たらかなり難しいというかほとんど不可能なような空所でも、学校の定期ストの英文だからということで平気で( )で穴を開けて来たりする先生がいますのでね。ちなみに、学校で、教科書を使って1学期間で解説するような長文は、通して読んだら40分くらいだと思います。疑問点つぶしをしても1時間ちょっととかそんなもんです。というかそれくらいのスピードで理解できるようにするから、定期テストのみならず模試とかでも生きてくるわけですね。

 

文章のところでカバーできない文法事項とかは、学校で配られている文法問題集とかで確認します。このときになんか穴埋めができたら満足している人がいますが、そうではないです。やはり、英語全文をかけてこそ完璧なわけですね。つまり、「もし私が鳥だったら、空を飛べるのに。」をIf I were a bird, I could fly.と書けるから点がとれるのであって、「were」とか「could」の空所が埋められるとか、ましてや理由もあいまいなままなんとなとく空所に合いそうな選択肢を選べるだけというのはかなりあやうい状態なわけですね。実際、今後使うということになったときに、穴埋めさせられるなんてことはありませんからね。外人が「If I were a bird, I …」,what comes next?とかFill in the blank!なんて聞いてこないですからね。。。

 

語彙の部分も、英語→日本語を一訳語だけ覚えればまずだいたいの文章の意味がとれるので、それが基本ですが、日本語から英語でもできるようになっておけば安心でしょうね。実際の大学入試の英作文とかだと自分の知っている単語でかければいいですが、語彙のテストがあってそういう出題もあるなら、やっぱりそうするべきかなと。スペリングとか怪しい人とか多いですしね。スペルは基本的に音とリンクして覚えておけば特殊なもの以外はほとんど覚える労力がいらない気はします。

 

①,②,③が完璧になっていたらいよいよ④についてですが、これは実力をつけておくという以外ないですね(笑)

実力っていうのは、定期テストで問われるのは、語彙力と英文読解力でしょうね。ほとんど。

そう考えると、やっぱり語彙は学校の定期テストの範囲とは別にが~っと覚えておくのがいいと思います。そもそも学校のテスト範囲の合わせてゆっくりゆっくり覚えるというよりは、一気にやりながら何回も何回も触れるというパターンの方が覚えやすいですしね。あとは、文法事項とかもその学校で習っている範囲だけやるんじゃなくて、早めに全体像を入れた方がいいなあとは思います。高校の英文法だって、だいたいの内容を知るだけだったら2ヵ月もあれば十分ですしね。深めても半年くらいあれば入試に必要な分は入ります。(かけこみの高3生のカリキュラムを組む時、4月から7月までで一通り終わらせていたので普通のことです。)あと、文法っていうのの中に構文というのも入っていますけれど、新しい文の少し難し気な文の構文を取るということができるようになってくるとぐっとレベルが上がってくるかなと思いますね。なんとなく。ちなみに近年はリスニングが定期テストに課されることも多いと思います。リスニングの勉強のゴールは、シャドーイングできるかどうか、に置いておくと良いと思います。聞いて内容を理解できるかだけに焦点を絞ればシャドーイングできなくてもいいときはあると思いますが、脳の自動処理のレベルを上げておいた方がいろいろと強いので、シャドーイングをゴールにしておくべきだと思います。ただ、シャドーイングはあくまでゴールなので、シャドーイングある程度できるまでは、オーバーラッピングと音読をしながら近づけていく感じが普通です。

 

でも、ここまで書いておいてなんなんですが、定期テストなんかは効率よくある程度うまく処理していけばいいと思っていて、塾とかいろんなものを休みまくってまで対策するものではないような気がします。そんなに直前に対策したものなんてさら~っと消えてしまって結局あんまり意味がないんですよね。

なので、どちらかという普段の学校の授業とかそういったところでしっかり消化しておいて、定期テスト前は念のため確認する。みたいなそんなスタンスでやって欲しいなあとは思います。例えばテスト前に塾を2週間休むとかはどう考えてもいろいろ厳しくなるなと。そんな人は高校数学以降はいないですけどね。

もちろん、普段からやるというのが難しい面があるのも承知しています。僕自身、嫌いだった歴史とか、古典とかそういう暗記を直前にしていたような気がしますのでね。でも、少なくとも英語とか数学とかは直前とかから始めて詰めまくってやるものではないと思います。