どうしたら数学ができるようになるか?

ちょうど昨日、入試制度改革ってアホだと書いていたら、英語試験の民間委託が延期になりましたねぇ。

しかし正直言って判断が遅過ぎです。ダメなものはダメだと即断すべきです。

でもちょっとだけすっきりしました。

 

さて今日は、どうしたら数学ができるようになるのかについて書いてみたいと思います。

まず、数学ができる人は例外なく、問題をたくさん解いています。

だから演習をしないといけませんが、そのやり方が重要です。

私自身の経験を振り返ってみると、結構1問1問に時間をかけて取り組んでいました。1問2時間とか。

まあそれは、詰将棋感覚でああでもないこうでもないと難しい問題をこねくり回すのが楽しかったからです。

これを何年か続けた後に急に京大の問題が簡単だと思えるようになりました。

 

しかし、基礎的な知識や技術が身に着いていない段階でこれをやっても空回りになります。

たとえば昨日の演習1の授業で、その「ああでもないこうでもないと動く」ということができていない諸君を見たとき、これははっきり基礎力不足だと感じました。

そういう場合は

  1. 解答を見てそれを納得する。
  2. 解答を見ないで、その納得したはずの解答を再現する。

というやり方が有効です。2.でスムーズにいけばOKですし、そうでなければ1.の納得のレベルが低かったということです。これを基礎から標準レベルの入試問題を題材にしてどんどんとこなせば、半年もすれば入試における基礎技術が身に着きます。

そうして動けるようになってきたら、1問1問に時間をかけて数学を楽しみましょう。

 

とは言え、高3になってからはそういう潤沢な時間がないかも知れません。

ここが難しいところです。

このところよく話題にしているチューターののぶきなんかは、高2のときに高3の子と競うようにして問題を解いていたのを思い出します。つまり高2の段階で基礎ができていたわけです。

ですから、やはりある程度早めに準備するということも重要なんじゃないかと思います。

楽しみつつ。