1人の子のために再々々テストを作る
松谷です。
今日は小学生部の1人の子のために、新しい再々々テストを作ってみて、実施してみました。
どうしても学習の流れがうまくいっていなくて、ここでその流れをストップしないとこの先ずっと上手く行く気がしないという生徒がいました。
小学生部の各学年末で実施しているテストの再テストは4回とか5回とか何回も受けすぎると結局こちらのバリエーションが品切れになってしまい、内緒ですが(?)同じのを使い回しているんですね。実際、4回くらい受けるような子は本当に同じテストでもできなかったりしますから、意味がなくはないんですね。
ただ、実際、同じテストになって答えをそのまま覚えている部分がない限り合格しないような生徒の場合は、正直、稲荷塾の現状のシステムでは厳しい生徒かなという印象です。(中学数学のテストとか高校数学のテストは同じでも出来ないということは性質上あり得ますが。)ただ、今回の子については、それほど学習力的に厳しいようには見えなかったんですね。それなのに、万が一この再テストに際して、「答えを覚えればいいんでしょ」みたいなクソみたいな思考に陥ったとしたらそれの方が問題だなと感じたわけですね。目先の不合格のストレスなんかより、そのリスクの方が避けるべきことだと感じて、急遽新しいテストを作りました。
生徒からすると意地悪にしか見えなかったかもしれません。
果たして結果はどうだったか・・・。
まったく違うテストでしたが、見事100点をとっていましたね。
そして、それより嬉しかったのはチューターの先生に、念のためこの前のテストで間違ったところの理由をしっかり確認していたということですね。今まで不十分だったコミュニケーションをしっかりとってきちんと学習に向き合っていたということですね。チューターの先生もその姿勢に完璧に応えてくれてましたね。
その生徒は今回でいろいろと成長できたのではないかと思います。そして少しばかりの自信を得たのではないかと思います。
すべての生徒が稲荷塾をずっと続けてくれるわけではないと思います。それぞれの事情の中でいろいろな選択肢があります。合う合わないもあると思います。特に小学生部と中学数学以降では少し事情が違うかなと思いますしね。
ですが、少なくとも在籍してくれている間にはしっかりと向き合って何か一つでも成長してもらいたいなと感じます。
何かいろいろ思うところがありまして、ちょっとこだわってみました。
妻が録画していた、噂の保護者会?とかいうテレビ番組で「まずは一人の生徒にとことんこだわってみて、そいつをなんとかしたいと思ってやってみなさい。そうすれば愛情というのがどういうのかわかるから」みたいなことを言っていた中学校の校長先生がいたので、それに少しだけ感化されたのかもしれませんね。
もしくは、どうしても厳しい場合に生徒が上手くいっていないことを保護者様に連絡して手伝ってもらうように頼んでしまったりしてるけど、こちらでやれることは本当にやったのかというのを自問したというのもあるかもしれませんね。(保護者様にはご負担をおかけしました。)
まあ、暑苦しすぎても良くないんですけどね。。実際は、小学生なら楽しくなけりゃ勉強じゃないくらいの感覚であるべきだと思いますしね。