質問しない子できない子
松谷です。
何人かの生徒の顔を思い出しながらですが、
質問できない子や質問しない子って塾に数ヶ月以上通ってる子でもいるなあと思います。
実際、全然質問しない子はすごく教えにくいです。正直。
今の稲荷塾の授業形態(特に小学生部と中学数学)だと、新しい単元に入った場合や、新しい考え方が必要な問題が出てきたときに、分からないところとかが、どうしても出てきます。(それがいいかどうかは別にして。)
公文などは、教えないというのを特徴にして、計算を例題のやり方を見て学べというスタイルなので、ちょっと違うんですね。
ということで、詰まるのが普通なんですね。そこを質問してもらえれば、スムーズに解決していきますし、
変に進みが遅くなるということもなくなりますし、
変な独自の考え方を抑制することもできますし、
いいことずくめなんですね。
もちろん、かなり至近距離で、見てますし、ずーっと詰まってたらさすがに気付くので、声をかなりかけるんですが、それでも、おそらくこちらが気付いていない詰まった部分とかごまかしてしまった部分とかがきっとあると思います。
家庭教師ではないので、完全につきっきりではありませんからね。
まあ、詰まった部分を自分で解答を見て納得が本当に出来ているなら大丈夫なんですがね。往々にして、納得できてないのにごまかして進んでしまうというケースが多いのでね。
まあ、それでも、学年ごとの確認テストや中学数学の単元テストを導入していますから、そこで見つかるような仕組みにはなりましたが。
まあ、でもトータルして考えると、質問をしてくれた方がスムーズだなと。考えなさすぎるのはだめですけどね。
と、ここまでが、僕の今までの見解でした。
今も、意見が変わってない部分はもちろんあります。
ただ、
いろんな学年を見させてもらっている中で、最近、思ったのは、
学年が上がるごとに、質問する必要があるときには質問をできる人が増える、というか高校生くらいになるとほぼ全員がそうなっているなと気付きました。
もちろん、質問できないような生徒が淘汰されているという見方ができなくはないですが、成長とともに他人(講師)との人間関係のとりかたがうまくなっていくのではないかという仮説をもったわけですね。
つまり、小3から中2くらいの質問できないような子も、徐々に成長すると変わってくるのかな?みたいなことを少し思いました。
つまり、良く言えば見守ってあげる?悪く言えば放っておく?こともありなのかなと。
稲荷先生が、僕に最初の方にくれた講師としてのアドバイスが、
講師は忍耐が必要やで。
というものでした。見守るのも忍耐なのかもしれません。
塾の受け入れられる範囲内でですが。。。