覚えるべきことは覚えるべきでしょ。当たり前でしょ。

松谷です。

覚えるべきことを覚える。

それは大事ですと、稲荷先生がしばしば言ってはりますね。

でも、当たり前ですよね。

覚えるべきことなんですから。

 

覚えないでいいことなら覚えなくてもいいですけど。

 

なんか、言葉遊びしてる感じになってますね。

 

数学でも、最低限覚えないといけないことがあります。

その覚える量に関して言うと、英語や化学や歴史に対して、多く見積もっても5分の1以下です。

もちろん、丸暗記ではなく多少の理解が必要ですが、いずれにせよ覚えなければいけない部分があるわけですね。(例えば、独習数学の青囲みの部分ですね。)

 

それを覚えてないっていうのはもう恥ずかしいレベルです。

 

ズボンとかスカート穿かないで学校に来てしまったみたいなもんです。

 

正直に言いますと、僕は、今まで、反転授業で問題を解いてきてと言ってきましたが、覚えるべきことを覚えてくることについてはしっかり言及していませんでした。

 

問題を解くときに自然に覚えるだろう、もしくは、覚えてないとなかなか解けないから解いているうちに危機意識を持って覚え直すだろうと思ってたわけですが、そんなことはないわけですね。

 

覚えてなくて問題ができなくても、解答と独習数学を見て、この定理を使っているなふーん。とやって終わってしまうわけですね。(予習してきてない人は論外として。)

 

ちゃんちゃらおかしいですね!

 

正弦定理、余弦定理の回の授業で、その公式を覚えずに授業に来るなんて神経を疑いますね。(使い方に完全に習熟していないことは一切責めていません。)

nCrの回の授業で、nCrの定義も覚えないで来るなんて頭おかしいですね。

 

えへ。

 

強く言ってしまいました。

 

まぁ、でも、そこまで、言う資格はなかったなと感じているんです。なぜなら、覚えて来るようにとは言ってなかったからです。

 

これは、こちらの落ち度です。

 

今度からは必ず覚えてきてください。

 

そして、覚えるための一つのコツは、テキストの問題について、独習数学を見ながら解くことをやめることです。

 

独習数学の該当部分を学習し終えてから、その内容を思い出しながら、テキストを解いてください。

そして、どうしても思い出せなかったら仕方なく見返すわけです。

 

もし、直後にやりすぎているためにできてしまうけど全然身についてないと感じるなら、例えば、テキスト1ページ分もしくは2ページ分に該当する独習数学の部分を先に学習してから、テキストをやってください。

テキスト1問分に該当する部分を独習数学でやってから、そのすぐ後にテキストをすると、ほんとなんの意味もわからんけど、ただ真似したみたいな感じになる人もいるかもしれないからです。

 

記憶は思い出そうとする回数に比例して強化されていきます。

 

自力で思い出そうとしながら解いてくださいね。

 

そして、それでも覚えきれなければ、何回も何回も反復してください。

 

生徒さんによっては、授業までに、テキストの該当部分全体を2回解いているという人もいます。

 

そこまでしなかったとしても、覚えきれなかったところだけでも、覚えるまで、反復するべきでしょう。

 

授業前日や当日に最終確認として、青いところを完全に理解して覚えてるかくらい見ておくのもいいでしょう。

 

稲荷塾は、今、すごくやる気に溢れている人と、そうではない人が混在しています。

 

そりゃ、すごくやる気ある人ばかりなのが理想ですし、そうなって欲しいですけれど、なかなかそううまく行かないのが普通です。

僕だってやる気がある生徒だったかっていうと微妙なところだったと思っています。

ですから、そうではない人にも、塾のシステムの中でやっているうちに意識が上がって最低限のレベルには達して欲しいと思っているんですね。

 

僕が補佐に入った授業のなかでは、前の数2Bの積分の授業の小テストで「初めて」ある程度クラス全体がそれなりのレベルに達した状態になっていました。少なくとも、最低そのレベルには到達して欲しいなと思うわけですね。