A会話の洋書多読時のスピードは?!
松谷です。
あっ、今日は月曜なので、数1Aですね。予習大丈夫ですかね?
あまりにも不安なところがあったら、ちょっと早く来てもらえたら、質問対応とかもできるかも?ですので、よければ!まぁ、手が空いてたらなんですけど、、、(汗)
さて、カーメリアの英会話レッスンの宿題のひとつには、多読があります。
一週間に1冊あるのですが、皆さん読めてますでしょうか?
聞いたところによると読んでいるようですね。
真面目に取り組んでいらっしゃっていて心強いです。
さて、多読時の自分のスピードの計り方はまず皆さんわかりますでしょうか?
簡単です。
例えば、ラダーシリーズなどであれば、裏表紙に総語数が掲載されています。
例えば、15020語の本でそれを2時間で読んだとすれば、
15020語÷120分=125語/分
となります。途中でだいたいのスピードが知りたければ、
(1行に書いてあるだいたいの文字数)×(1ページのだいたいの行数)×(読んだページ数)÷(そこまでにかかった分)で出てきます。
さて、では、多読の目安になるスピードとはどれくらいでしょうか?
一般的には150語/分がまず日本人が目指すスピードではないかと言われています。
(もちろんもっと速いに越したことはないです。本当にプロに近い人なら300語/分とかで読めるはずです。)
これで、一読で読めたならば、まぁ学生さんが英語の試験などで時間が足りないということはないでしょう。
しかし、相当の上級者以外はその域にはなかなか達していないのではないでしょうか?
そうするとまずは100Wくらいが目指すところになるでしょう。
しかし、これでも、最初は、かなり苦しいのではないでしょうか?
かくいう私も本当に恥ずかしながらだめでした。
これは一応、元英語学習のプロ?を自称している?ので、恥ずかしいのですが、
それでも事実は潔く言った方が、皆さんの参考になるかなとも思いますので、公表しておきます。
きっちり時間をはかってはいなかったのですが、
本田宗一郎物語というものを読んだときに、多分3時間ちょっとくらい(もしかしたら4時間?)はかかっていたと思います。3時間だとしても(83語/分)です。
多分こんなにかかった理由は3つです。
一つは、語彙の問題です。先週初めて挑戦した洋書シリーズはレベル4の錦織圭物語だったのですが、すごく簡単で、調べた単語などは1文字もなかったのですが、レベル5になったら、結構知らない単語がありました。ちゃんと数えていないですが、平均1ページに1個くらいあったのではないでしょうか。ガチで英語学習に臨んでいた時期に蓄えた語彙力もかなり忘れていました。使わないと語彙は落ちます。そのせいもあり、あまり推奨されないことが分かっていつつも、気になるところをちょこちょこと巻末のワードリストで調べてしまいました。(単語を調べると鬼のように1分あたりの語数が落ちます。)
二つめは、話がつまらなくて、まったく筆?手?が進みませんでした。先が気にならないことこの上なし。。。しかし、つまらない原因は、実は話がつまらないという理由以外にもあります。それは、読むのが遅いという理由です。そう、実は、人間読むのが遅いと話がまったく面白く感じないんです。お笑いをスローで聞いても面白くないですよね。そして、遅い読みだと、つまらないばかりか、いまひとつ内容も入ってきません。
皆さん、英語の模試とかで、結構難しい長文とか読んでいるとき、時間をかけて、なんとか読み切ったと思ったけれど、あれ、何いってたんだっけ?全然覚えていない!っていう経験ないですか。実は、これは読むのが一定スピードに達していないからという理由が結構、主原因です。もちろん、対症療法的に、各段落のまとめを日本語でさらっと書いておくとか、トピックセンテンスに線を引いておくとかいう技はあります。しかし、それは、あくまで傷口にバンドエイドを貼っただけで、根本治療にはなっていません。やはり読解スピードアップというのが最も大事です。
三つめは、単純に、実力の低下により、昔より読むのが遅くなっていると感じました。TOEICの文章を読んでいるときは、最高で20分ちょっとくらい余っていたのですが、その時よりもだいぶ返り読みしている回数が多かったと思います。あと、実力低下だけでなく、実力不足もあったかもしれません。TOEICのような偏った文章を読むのだけが速くても、実際は、すべての分野でそのスピードで読めていなかったということもあります。東大の英語の試験を試しにやったら、時間がかなりぎりぎりでしたので、やはり、バラエティ豊かな文章に触れたときに、スピード不足になってしまったのかもしれません。ただ、これから改善していくだろうなとも思いますので、それを報告できたらなと思います。15000語なら100分で読めれば150語/分ですね。
ちなみに、目に見えて改善させる方法の一つは、一度読んだ文章をもう1回、2回と読むことです。それなら簡単に1.5倍くらいのスピードになったりします。それくらいのスピードで読めればいいんだということを意識して、別の洋書にあたるとよいと思います。一度スピードを体感していると強いです。
こんなところです。少しでも皆さんに参考になればと思います。
多分やりながら不安に抱えていらっしゃることもあるのかなと思いますので、もしよければ、聞いてください。できる範囲で精一杯答えさせてもらいます。
この文が読めなかったんだけれど、どういう意味ですか?とか?
文法的説明が気になる?とか?
何かあればブログにでもコメントください。
まだ、僕がA会話の塾生をサポートできる形があるのか、もし、あるとするとどういう形なのかは迷っていております。ニーズ的に特になければ、ブログでのコメントなどで散発的に質問に答えたりとかでもいいのかなと思ったりもしています。
Carmeliaと少し話したのですが、やはり会話を習いに来ている塾生が大半ですしね…ということが分かりましたので。
あっ、あまりにもつまらないとばかり言いまして、風評被害っぽくなってますので、一つだけいいなと思った、本田宗一郎さんの言葉(の英訳)を。
“What is important isn’t academic credentials. It’s having that something in you that makes you loved by others and worthy of receiving their corporation.”
もちろん、塾ですので、僕はすべての塾生を応援しようと常に考えていますが、それでも、何かこちらから協力してあげたいなって思わせるような魅力を放っている子は、すごいなと思います。社会では案外そういったところが大事になってきますしね。学歴は取ればいいですけど。