中学数学が終われば数ⅠA
中学数学のクラスでは1年の予定を消化してしまった子が出始めています。
それで、どうするべきかと考えました。つまり演習を続けていても退屈だろうと思ったのです。
ちょうど来年度から数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのクラスの授業は反転形式で行うことに決めたので、先に学んでおけば、より効果的に学びを深めることができます。
それで、先行している4人については次回から「稲荷の独習数学」を使って数ⅠAを学び、テキストで演習し、分からないところをチューターに教えてもらうという形で進めて行くことにしました。
新しい単元をまず自分で本を読んで理解し、それをサポートしてもらうので、今までとは学び方が変わります。
さてどうなるでしょうか。
スムーズに対応して行けるかどうかが楽しみです。
いずれにしても、ある程度分かった状態で反転授業に突入すれば、そういう子が何人かいれば、こちら側としてもより刺激的に授業ができると思うのです。
反転授業では、まずみんなが予習してきている前提で、ポイント講義から入ります。
このポイント講義の深さは、みんなの予習の深さによって決まります。予習が甘ければ、基本的な事項を確認するということになり、予習がしっかりできていれば、より突っ込んだ話をすることができ、こちらも楽しくなります。
じゃあ、どうしたら予習の深さが分かるか?
それは簡単です。
初めに、今日のところでよく分からなかったところはないか、と尋ねてみるのです。
しっかり予習してきていれば、ここがとか、あそこがといった感じでいっぱい質問が出て来ます。
予習が甘いと、何にも質問が出て来ません。
ですから、中学数学のクラスで今から予習を始めるのはいいことなのです。
そうすると、そういう子たちは来年度の勉強が楽になりますし、そういう子が何人かいることによって、クラスの雰囲気がよくなります。
しっかり勉強するのが当たり前、日々努力するのが当たり前、そういう雰囲気を作りたいのです。