国際協力
アフリカではマラリアで命を落とす人が多いということで、蚊帳を送ったところ、現地でそれを作っている企業が軒並み倒産したそうです。
国際協力とは難しいものです。お金を送ったとしても、国のトップが私腹を肥やすだけに終わったりするので、もっと別の方法を考えねばならず、蚊帳を送るなんていいじゃないかと思ったのですが、そうではないようです。
つまり彼らが自立できるように助けないといけないわけで、たとえば農業の技術を伝えるというのもいいように見えます。
ところが、これも簡単ではないようです。
私が読んだ本では、コンゴで農園を作って援助したときの苦労話が載っていましたが、まずアフリカの人たちは農業が嫌いだそうです。
それは、ヨーロッパの国々の植民地だったころに農園で強制労働させられたことを思い出すからだそうです。
それから、せっかくできた基盤がトップの判断で1日にして廃園になったこともあったそうです。政治の不安定も深刻な問題です。
結局、自己中心に動いてはダメだという人格教育から始めないといけないと結んでありました。
本当にそうですねぇ!
フィリピンでは麻薬と闘っています。それでやり過ぎもあるようで、オバマさんが人権侵害だと批判したことにより、デュテルテさんがへそを曲げた感じになっていますよね。
正しいことを言えばいいわけではありません。
いやぁ、私も正しいと思うことを発言し過ぎて、ひんしゅくをかうことが多く、よく参謀に怒られますが、オバマさんは大統領ですから、よく考えて行動してもらいたいものです。
相手の事情を知り、本当に相手のためになることをするのは簡単なことではありません。
でもそれを始めないとダメです。
日本の市場をアジアに広げないといけませんが、それが日本の発展のためにするのであれば、うまくいかないと思います。
ですから、これは政治や、大きな企業についての話ではなく、個人の良心の問題です。
もちろん、どうすればよいのかが私に分かっているわけではありません。でも何かをしたいですねぇ!
たとえば Carmelia を日本に呼ぶとか …。