合格体験記7

京大 工学部 工業化学 佐々木健成 洛南

中高一貫校に通って中学時代数学をサボりにサボり、数学のテストの順位は下から数えた方が早く途方に暮れていたところ、稲荷塾に出会いました。冴えない成績だった僕は模試で数学の偏差値70をとれるようにまでなりました。その秘訣をここに書き記します。
僕は高校2年生の時に稲荷塾に入りました。まず最初に稲荷塾が教えてくれたのは基礎の大切さです。以前の僕は数学の成績なんて地頭に依存し、努力しても変わらないのではと懐疑的でした。そんな僕が変わったのは最初にいただいた基本的な問題が乗っているテキストをやってからです。そこで頭に叩き込んだ”武器”を使うことで駿台模試などでは連戦連勝。少なくとも大失敗することは無かったです。数学は自分の持っている”武器”をいかに使うかで、その武器がなければ始まらない、僕の数学に対する認識が180度変わりました。
次に習ったのはその武器の使い方です。毎週稲荷塾に行けば演習の時間が絶対に確保できます。怠け癖がある僕も強制的に演習することで叩き込んだ武器の使い方を学びました。そうすることで今までたちうちできずに飛ばしていた難しい問題たちにもしっかり向き合うことができるようになりました。
復習も怠ってはいけません。最初の方は解いて解答を見てそれで終わりでした。それじゃあ、次に同じような問題にあたったとき解けません。それに自信もつきません。でも、せめて解けなかった問題だけでも解き直すと自信にもなるしいいと思いました。
そのようなアドバイスにより数学に揺るぎない自信を持つ、ということはかないませんでしたが、解ける問題が増えて嬉しかったし、苦手意識は少し払拭できたと思います。

 

中高一貫校の中学生は、中学入学後必ず勉強へのモチベーションが落ちます。

その理由はたくさんあり、まず、大学入試が遠過ぎてそれに向かって頑張ろうという気持ちになれないということです。

次に、受験勉強をしたのが小学生だということです。遊びたいのにそれを抑えて勉強してきたのです。中学に受かったら、当然のことながら思いっ切り遊びたいに決まっています。

それから、中学に入るとクラブ活動等の刺激的な体験がたくさんあるのです。そして、熱中するものが見つかれば、勉強は二の次になるのです。

さらに、ここが重要なところですが、小学生のときの勉強はメニューもペースも全部塾が準備してくれて、それをこなせばよかったのですが、中学生になると、いろんなことを自分で決めて実行しなければならなくなります。つまり自己管理能力が要求されることになるのですが、これを身につけるには多少の時間がかかります。明確な目標があって努力すればできるようになりますが、多くの諸君はいきなり放り出されてやってみろと言われているように感じ、できないまま、定期テストの前だけやっているふりをするようになってしまいます。

どうも、佐々木君はこの典型だったようです。

しかし、成績が下の方に低迷し始めると、いい中学に受かったというプライドとの葛藤ですべてに無気力になり、二度と浮上できない生徒もいっぱいいる中で、よく這い上がることができたと思います。

よかったですね!

合格おめでとう!