就職無理学部?

全仏テニスでナダルがガスケに勝ち、2人の対戦成績はプロになってからこれでナダルの16連勝、負けなしだそうです。

しかし、彼らが15才のとき、ともにトップジュニアであり、そのときはガスケの方が才能があると評価されていたそうです。実際、何かの重要な大会で当たったときはガスケが勝ちました。

結局、その後の取り組みが2人の実績を分けたということです。

 

昨夜、錦織はティームに負けました。完全な力負けでした。

これまでの対戦成績は錦織の2連勝。

その後、何が起こったのでしょう?

私は情熱の差と見ます。

才能なんて、ある程度を越えたら、関係がなくなります。

むしろ、実績を出した方を「才能があった」と評価するのです。

とんでもない才能だと思った選手はいっぱいいました。

しかし、大半は平凡なプレーヤーに落ち着くのです。

トップを目指す情熱です。これが必要です。

ペールと競ったり、シモンに快勝して絶好調だと言ったり、そんな次元でいる限り、トップにはなれません。

対して、ティームはトップを目指し続けているように見えます。

 

話は変わって、京大理学部。

ここは大学に残って研究者になろうと考えている学生の割合が非常に高いところです。

実際に調べたわけではありませんが、他学部とは比較にならないぐらいその割合は高いと思います。

しかし、京大理学部の学生は入学後、みんな悩んでいるようです。

一つは、研究者への道が楽ではないという現実を目の前にして、本当にやって行けるのかを不安に感じ始めるということです。

もう一つは、現実的にポストがあるのかどうかを心配するということです。

これらは息子から聞いた話で、彼も悩んでいます。

 

そこで私は言いたいわけです。

能力があるかどうかを気にする前に、そこに情熱があるかどうかを問うべきであり、もし情熱があるのであれば、道は拓けるようになっているのです。

行けっ!