京都の上位高校比較

京都の高校から今年、京大に現役で合格した生徒数は次の通りです。

  1. 洛南51人(431人)11.8%
  2. 西京33人(277人)11.9%
  3. 堀川32人(237人)  13.5%
  4. 洛星29人(208人)  13.9%
  5. 洛北19人(269人)7.1%
  6. 嵯峨野12人(313人)3.8%

()内は卒業生数です。

これに桃山、京女の5人が続きます。

これをどのように見るかはさまざまな観点があるので、一概には言いにくいところですが、私は上位4校は互角と見ます。そして洛北と嵯峨野は負けていると。

西京には勢いがあり、桃山の急上昇は注目に値します。

次に東大を見てみましょう。

  1. 洛南19人4.4%
  2. 洛星10人4.8%
  3. 堀川2人0.8%
  4. 洛北1人0.3%

西京、嵯峨野は0人でした。

まあ、京都には京大がありますから、あえて東大に行こうとするのは何らかの個人的動機がある場合に限られます。そういう生徒は公立高校には非常に少なく、洛南や洛星には少数ながら一定数いるということになります。いずれにしても、京都では東大合格者数はあまり指標にはならないと思われます。

あと、国公立大学医学部への合格者数は重要ですが、手元に資料がありません。

それで、国公立大学医学部への合格者数は京大への合格者数と大体比例関係にあるだろうと仮定して考えると、洛南、洛星、堀川、西京が京都のトップ校であり、これらはほぼ互角というのが私の見方です。

中学受験の世界では洛南が一番手で洛星が二番手と位置付けられていますが、実際にはほぼ互角です。むしろ、率に注目すれば、わずかながら洛星の方が上です。洛南は生徒数が多いのでたくさん受かっているように見えるだけです。

ただ、詳しく調べたわけではありませんが、理Ⅲや京大の医学部に受かるような超トップ層を比較すると、それは洛南が上になっているはずです。

公立高校についても一般的評価と現実は少し違います。一般的には堀川が上で西京がその次となっていますが、両者の差はそんなに大きくないです。

それから御三家などと言われますが、嵯峨野は堀川、西京からかなり遅れをとっています。洛北もかつての勢いはないと感じています。