テトラペンタヘキサヘプタオクタとOctober

松谷です。

昨日のカーメリアの記事を読みながら、先日ある小学生と話した英単語のことを思い出しました。

 

その小学生が英語どれくらい知ってるのかなと思って、「何月って言える?」って聞いたら、

「多分。。」

というので、

「じゃあ8月は?」

と聞いたら、「October?」

と答えたので、

「違う違う、だってOctってこんな意味やで……」

っていう風に説明しようとしたときに、あれっ、、むむ、説明が怪しくなってしまう。。と思って、

「Augustやね。」

と逃げました。

 

僕が怪しくなってしまった部分がまさにカーメリアが記事に書いていた部分です。

 

まず、

元となる知識を確認しますね。

 

ギリシャ語やラテン語の数の接頭辞と言われるといまいちピンとこないと思うのですが、

高校生なら、化学などにおいて、分子のなかに、構造が同じもの(〜基)が、3個とか4個とかくっついたときには、その何個かに応じた言い方があったのは覚えてるのではないでしょうか?

1個:モノ

(モノトーンとかモノローグとか)

2個:ジ

(ジレンマは、2つの選択肢に挟まれた状態のことですね。)

3個:トリ

(三か国語話者のトライリンガル(和製英語ではトリリンガル)とか)

4個:テトラ

(海辺にあるテトラポッドとか。4つぼこっとしたのがついてますね。aikoの古い歌の歌詞にでてきますね。)

5個:ペンタ

(アメリカ国防省の上から見たら五角形に見える施設ペンタゴンとか。これはペンナゴンみたいに発音すると英語らしくなりますね。タのtがその前のnに影響を受けてますね。)

6個:ヘキサ

(昔ヘキサゴンというクイズ番組がありましたね。解答者が六角形のテーブルに座ってたからこんな名前になったとか。)

7個:ヘプタ

(これは、あんまり日常に使わないですね。)

8個:オクタ

(オクトパスとはタコのことですが、足が8本ですね。昔、机に置いておくタコ型の人形「置くとpass(オクトパス)」が受験生のお守りとして流行りました。)

9個:ノナ

(これもあんまり使ってるの知らないですね。)

10個:デカ

(デカスロンという10種競技がありますね。みんな大好きデカメロンは大きいメロンではなく、男女10人の10日間の物語です。)

 

基礎知識確認が長かったですね。

 

さて、つまり、

小学生が、

「8月は英語でどういうの?」

と聞かれて、「October」と答えたというのは、強ち間違いではないのです。

 

OctoberのOctは8という意味であり、元々のローマ旧暦では、1から10月までだけを扱っており、ローマ旧暦の8月だからです。

 

ただ、今は結局、JanuaryとFebruaryも足されて12ヶ月になりましたので、いままでのが、2月分ずれることになります。

 

なので、

Octoberはオクタが8を意味するのに、10月になり、

NovemberのNovemはノナともちょっと似てるような気がしませんか?!ということで、9なのに11月になります。

DecemberはDecemの頭がデカと感じが近いことからもわかるように10という意味であり12月です。

 

また、豆知識ですが、Decemberのmの部分を、mなのかな、nなのかな、と迷った方はいないでしょうか?

実は、日本語で「ん」と発音されるような音は、一般的に、bの前とかpの前にくると、綴りがほぼほぼmになります。

bやpが唇をくっつけて発音するので、その形につなげるためには、nよりmの方が自然なわけですね。

importantとか。impatientとか。

まあ、でも例外はあるんですね。特に前のnを含む文字が意味として独立しているようなものは、そのままnと表記されることもあったりします。

例えば、inputとか。

まあなので注意は必要ですが、だいたい成り立つ法則としては参考になるのではないでしょうかね。