「稲荷の独習数学」重版が決まる

イエ~ィ!

「稲荷の独習数学」の重版の連絡が届きました。

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前回の増刷とは違って、今回は細かいミスの修正もしてくれるようです。

そもそも「増刷」とは足りなくなったので、もう少し刷るという意味で、「重版」とは修正を加えて版を改めるという意味らしいです。

しかしこのごろは、パソコンを使って簡単に修正できるようになってきているので、「増刷」と言いながら修正がなされたり、「増刷」と「重版」の境界があいまいになってきているようです。

実際、本屋さんでは上の写真のように、前回の「増刷」のときには「重版」とポップが付いていました。

でも、「稲荷の独習数学」の場合はTEXを使った組版をしているので、修正がそんなに簡単ではなく、出版社側では前回の修正なしの「増刷」と今回の修正ありの「重版」が明確に区別されたようです。

それはさておき、重版になったということはそこそこ売れているということであり、私としてはより多くの中高生の助けになることを願ってやみません。

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“「稲荷の独習数学」重版が決まる” への4件のフィードバック

  1. volo cosi より:

    いつもブログを拝見しています。子供用に「稲荷の独習数学」を発売と同時に購入しましたが、自分自身もやってみたくなり結局2冊買ってしまいました。中々進みませんが、少しづつやっています。さて、増刷では細かな修正があるとのことですが、正誤表のようなものはどこかでみられるのでしょうか?

    • 稲荷 より:

      正誤表が作られるかどうかは分かりませんが、以下にできる範囲でお知らせします。
      p27 f(x)=,,,=(2x-1)(3x^3+,,,) g(x)=3x^3+,,,
      p47 ルートの中身 11-2ルート18
      p79 フェルマーの小定理の証明で 結局、、、p で割った余りが等しくなっているので、、、
      p264 シグマの下付きが k=1 となるべきところが k-1 になっているところがある。
      p324 空間ベクトルの1行手前 2点を通る直線
      p371 十分性の説明で不備があったので修正した。
      p373 x^2+y^2=4^2
      p379 円錐の定義のところ 得られる曲面
      p445 変曲点の説明をもう少し正確にした。
      以上です。
      上に書ききれなかった部分についてはホームページ上で補足しようと思います。

  2. Myi より:

    コメント失礼致します。
    「稲荷の独習数学」を使って受験勉強させて頂いている者です。
    HPで公開されている正誤表には
    p404 (z-α)(zバー-βバー)(z-α)(zバー-βバー)=0→(z-α)(zバー-βバー)+(z-α)(zバー-βバー)=0
    とありますが、
    p404 (z-α)(zバー-βバー)(zバー-αバー)(z-β)=0→(z-α)(zバー-βバー)+(zバー-αバー)(z-β)=0でしょうか?
    また、P410~411に「実軸上方をzが動く⇒z+zバー/2i」とありますが、虚軸上方ということでしょうか?

    私の勉強不足でしたら申し訳ございません。
    2016年7月30日 初版第3刷を使用しております。

    • 稲荷 より:

      すみません。正誤表が間違っていました。
      後半については、「実軸より上の部分」を「虚部が正」と解釈しているので、本の記述は正しいです。
      ちょうど「x軸の上方」は「y座標が正」と解釈するのと同じです。

      受験勉強、頑張ってください。

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