入試対策か内申対策か②〜詰め込みはどちらか〜
松谷です。
間が空きましたが、
定期テスト対策をすることの是非について述べたいと思います。
入試だと1発勝負の知識偏重の詰め込み大会になってしまうから、直前の追い込みとかがきかない普段の様子を見るべく内申を重視しようという流れがあります。
内申といえばもちろんいろいろありますが、なんだかんだ現在のところ最重視されるであろうものは定期テストですね。
まず、僕の率直な感覚では、
定期テストは2日前くらいとか前日くらいからがーって覚えるだけの勉強するんだったら意味がないんじゃないかなと思います。
かなり多くの人が経験あるとおもいますがこれって本当に忘れるために覚えるみたいな行為で本当に意味を感じません。
入試が知識偏重の暗記大会だと言うならば、この直前の一夜漬けなどに代表される定期テスト対策こそただの暗記大会だと言えると思います。
しかも、入試はその量の膨大さから短期記憶だと限界があり、ある程度長期記憶に入れておかなければならないという側面があるのに対して、直前の定期テスト対策は短期記憶だけの大会であり、何も自分に残らないという意味で最悪の時間の浪費にも感じます。
僕もそれを感じたため、中1の秋くらいに一度だけ2週間前くらいから定期テスト対策をめちゃくちゃ頑張ってかなり上位の成績を取れるんだなと実感したあと、定期テスト対策は最低限の勉強で乗り切ることにしました。
入試が重要という立場に立っての省エネ作戦を実行したということですね。
そこ場合、定期テストは真ん中くらいだけど、模試は上位みたいな変なことが起こりますが。
定期テストの真ん中くらいの順位という内訳については、英語と数学についてだけは塾に行っていたので学校の定期テスト対策はほぼゼロで上位にいる一方で、歴史とか地理とかそういったものはいつも赤点スレスレに近いというようなバランスでした。
また、センター試験レベルの社会であれば、入試前の3ヶ月くらいやれば、合格レベルに達することができるので、中1から必死にやる必然性に疑義はあります。一度記憶に入れてもメンテナンスしなければならないのでね。ましてや短期記憶でいい点とっても無意味ではと。
志望の大学に受かったという事実をとってみればある程度この作戦の合理性を感じることができます。
つまり、自分の能力的なものを考慮して、何を重視するかを考えて、選択と集中をしたという作戦が功を奏したように見えます。
つまり、
定期テスト対策に時間を突っ込むのは時間の無駄であり、そんなのは最低限で乗り越え入試などに時間を投下した方がコスパが良い。という考えに基づく作戦ですね。
ここまでが、最近までの僕の感覚です。
そんな感覚なもんでしたから、
定期テスト対策を各中学の先生の定期テストの過去問をものすごく研究して傾向と対策を練ってものすごく点をとらしてくれる塾の存在が当たり前になってきていますが、それでもそれってそんなに意味があるのかな?と思ったりしますし、
また稲荷塾の生徒を見るとそんなことしないでもオール5やそれに近い人がかなりいるのでやっぱり実力があればいいんじゃないの?という思いと、さらにそんなオール5の生徒だとしても高校数学に入ったら厳しいんじゃないかなって感じた場合、実際厳しかったりもしますのでね。
ところが、やっぱり少しずつ考えが変わってきています。
to be continued..