英検は過去問だけやれば受かりますか?

松谷です。

たまに英語関連のことについて質問を受けます。

よくあるのが「英検を受けるんですけれど、何をすれば受かりますか?」

こんな質問ですね。それと類似した質問ですが、昨日はこんな質問を受けました。

「英検2級を受けるんですけれど、過去問だけやれば受かりますか?」

これですね。

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さて、まあその生徒を直接教えていないので、本当は「知らんがな」としか言えないのですが、昨日の僕の答えは、

「過去問を何年分かやってみて合格点(各分野6割以上程度)を取ることができていればれば受かる確率が高いよ」

というものでした。つまり過去問に模擬試験の意味合いを担わせるとそういう答えになるわけですね。(ちなみに1級だとだいたい7割以上ですね)

実際、英検の場合問題の傾向がある程度安定しているので、嘘は言っていませんね。

ただ、まあ所詮模試ですから、不足している部分は補わなければなりません。

わずかに実力が不足しているだけならば、過去問を何年分か解くことで、試験の癖(例えば選択肢のひっかけ方とか、問題形式)に慣れることができて、自分なりの時間配分を設定することができるので、これで受かることができます。

特に得点をただ取ることだけを考えると、英検が4技能を同じ配点にしていることを逆手にとって、英作文を最初に取り組んで割と丁寧めに仕上げることは合格の確率を上げてくれるでしょう。自由英作文を1問書くだけで、リーディング何十問と同じ配点なのでね。

 

ただ、根本的に不足している場合は、そういうわけにはいきません。

自分で、不足している技能の力を上げるべくトレーニングしなければなりません。

ただ、ドーピング的意味合いでの即効性のあるトレーニングであれば「パス単」という単語帳か単語アプリで単語を覚えることが一番コストパフォーマンスが高いです。なぜなら、英検はリーディングの1技能の中で配点が同じになっているからです。つまり、単語と長文の1問が同じ配点になっているということです。1問20秒くらいでできる単語問題と1問1分とか2分とかかかるような長文問題を同じ配点にしているわけですから、それは単語問題にフォーカスする方がコストパフォーマンスが高いに決まっています。単語を覚えたら長文が読みやすくなるのも事実ですからね。

ただ、いかんせんこれはドーピング的意味合いが強いんですね。一気にブーストさせた単語は普通は忘れていってしまいますので。よっぽど適切な維持トレーニングをしないとね。まあ普段触れているレベルの長文でめっちゃくちゃそのレベルの単語がよく出るならば自然に維持されますが。

 

高2生も来年の大学入試共通テストで使うための英検の2回分のうちの1回分の予約申し込みがすでに始まっているようですね。11月11日が締め切りのようです。(自分で確認してくださいね。)

今の高3生について万が一浪人になってときには別の措置を講じてくれるように鋭意検討中みたいです。

はっきりいって東大京大についてはただの出願要件ですし、英検準2級以上とればOKみたいなんでよっぽどの事故が起きない限りみんな大丈夫だと思います。ただ、受け忘れがないようにしてくださいね。別に英検じゃなくてもGTECでもTOEFLでもTEAPでもなんでもいいですが。

 

 

久しぶりに英語の記事を書いてみました。英語のトレーニングを最近全然していないのですがね。。。