中学数学進度の差がかなり出始める

松谷です。

中学数学は進度の差がかなり出始めていますね。

3人ほどの生徒が中学数学のテキストまでを終わらせて、高校入試の模擬試験によるトレーニングに入っています。

 

中1の最初に入塾した生徒の場合の通常進度では、現在13回分のテストの8回目まで終了していまして、次週は9回目です。

上の彼らは13回分のテストを終わらせてその先をやっている感じです。

まあ、もちろん速いだけがいいというわけではありませんが、速さが数学の力とそれなりに相関しているのは確かです。そして、ある程度の速さがない場合はそれは稲荷塾とは相性が悪い場合が多いです。

そのある程度の速さというものの基準はテストのタイミングに間に合っているかどうかです。間に合っていない場合は苦戦の兆候が出ています。

たとえば、どうしようもなく遅れている場合、想定の半分のスピードとかは間違いなく塾と合っていません。

ただ、わずかに遅れているとかなら、それは本人の意志があるならばどうにでもなります。

1つは、家で考えてきたり、わかるところは家でやってくることです。

一通り中学数学3年分はもう学んだあとですから、考える材料はそれなりに揃っているということです。それならば、家でやろうと思ったらやってこれるんですね。家じゃなくても、授業の日に少し早く来れるなら早く来てやることもできますね。

稲荷塾は中学数学の家庭学習負荷はほとんどゼロに近いので、それに比べると負荷があがりますが、まあ、はっきり言って楽なもんです。

もう1つのの方法は土曜日に来ることです。土曜日に来たら授業と同じ形式で最大7時間勉強できます。余裕で挽回できますね。

 

まあ、もちろん上の挽回作戦は多少余計に勉強するということですから、勉強に後ろ向きな子には無理でしょう。

 

ただ、自然にやってて難しい場合で、気持ちも後ろ向きな場合はそれは難しいと思いますから、仕方ないかなと思います。

だから、そういう生徒の場合、自分でどうするか決めることができるということだと思います。つまり、自分の意志がついに勉強に介在してくるということです。小学生のときにはなかったことですね。

やらされるだけの勉強なんてつまらなすぎますからね。

みんながみんな一緒である必要もないですし、自分の意志でやると決めるからやる気が出てくるわけですよね。

 

これは、結局、大人になっていくということですよね。そうやって変化していく生徒を見るのも楽しいものですね。

 

小学生から高校生まで預かっているとそういう流れが見えて面白いなと。

 

一応、模擬試験トレーニングから先を簡単に述べておきます。

模擬試験のトレーニングは余裕がある生徒は10回分くらいやってもらうことにしていて、それによってだいたい堀川高校や北野高校に合格するくらいのレベルまで、引きあがる生徒は引きあがります。(全員とは決して言いません)

余裕がそこまでない生徒だと、2,3回分くらい中学数学全体の総復習と実戦演習を兼ねてやっていきます。

やればやるほどいいとは思いますが、あまりにもやり過ぎても飽きるので、10回分くらいやったら高校数学の予習にシフトしていきます。

高校入試のトレーニングをそこまでできていない場合でも一通り終わったら、高校数学の予習の練習を少し挟んだあと、来年からは高校数学の学習に入っていきます。これはこれで中学数学の演習段階ではトップ高校合格レベルまで行かなかった生徒でも一段上の高校数学の数1Aの世界を知ることで見え方が変わってそのレベルまで引きあがるケースが多いかなと思います。