「延長」のルール化について

数学ができない子の解答には共通するものがあるように感じます。

 

昨日の数ⅠAでは「解の配置」をやりましたが、そこでは「判別式、軸、端」の3点をチェックすることが大切です。

ということで、その3つの条件を列挙したとします。

その後、数学ができない子はそのそれぞれの計算に入るのです。3つの条件の連立性は薄れていきます。計算と計算の間の関係も不明です。

要するに、それは「解答」ではなく「計算欄」になっていくのです。

そして、必ずミスをします。

さらに言えば字がいい加減です。下手くそでも筆圧を最初から最後まで一定にして字を書けば丁寧な書き方に見えます。ところが、数学ができない子は、イコールを書くにしてもマイナスを書くにしても字の最期の方で筆圧が落ちます。見るからに汚いです。

それがミスにつながります。

 

小テストが8時10分に終わり、その「直し」はいくら遅くても8時半までに終えてほしいところです。そして補充プリントで演習をするのです。そういう積み重ねの中で「できる」ようになっていくのです。

ところが、「直し」に10時や10時半までかかるような子は、今学ぶべき課題にフォーカスできていません。それ以前の部分でやたらと時間がかかり、無意味なミスを連発し、…

本人も楽しくないと思いますが、こちらも疲れます。

ですから、9時半までに「直し」が終わらない場合は、その続きは土曜日に来てやる、といったようなルールを決めようと思います。

それ以上の延長は不毛だと考えます。