そっくりさん

似ている人ってときどきいます。

でも、あまりにもそっくりだったら何か気持ち悪いですよねぇ。

 

昔、初田という生徒がいました。私が関西進学セミナーという塾に勤めていたときの生徒です。

その茨木本部教室でさまざまなぶつかりがあり、私は高槻教室に逃げました。そのとき、初田も茨木教室から高槻教室に移ってきました。

地味なタイプの子で自分の思っていることを口に出して表明するタイプではなかったので、彼が私を追いかけてきたことに気付きませんでした。

でも、徐々にそうだったんだと感じるようになりました。

なぜって、彼は化学が得意で、洛星でも化学は一番の成績をとっていたのですが、私の下手くそな化学の授業に参加してきたのです。正直言って彼の方が分かっているぐらいのレベルでした。だから、何度も「もうお前は俺の化学のクラスはとるな」と迫りました。でもいつも彼の返事は「いや、やめません」だったのです。

ときが過ぎて、1996年、稲荷塾の立ち上げの準備をしていたときです。初田のお母さんから電話があり、ある人に私のことを紹介したから、相談にのってやってほしいという内容でした。

それが松谷君のお母さんでした。

初田の妹君と松谷君のお姉さんが同級だったらしく、その関係で松谷君のことが話題になり、初田のお母さんから強く勧められたと聞いています。

ちなみに初田は今ではクリニックの院長です。

 

さて、この初田とそっくりな子がいるのです。顔も似ているし、声までそっくりです。

もちろん別人だと認識しようと努力していますが、この前授業後にその子が質問してきて、笑いをこらえるのに苦労しました。

こんなことってあるんですねぇ!