中学数学クラスについて

cropped-09af5708ee91950f4cb65da2b7ecfcf7.png松谷です。

稲荷塾の中学数学クラスは、主に中学1年生で構成されていますが、中学1年生については、

主に3つのグループで構成されるのが例年です。

一つめは、中学受験をしてから中1で初めて入塾する生徒

二つめは、中1で初めて入塾する公立の中学1年生の生徒

三つめは、小学生部からそのまま上がる中学1年生の生徒(公立の人も私立の人もいます。)

 

 

どのグループがいいと思いますか?

 

 

 

実は、どのグループがいいということはないんです。

それは個人によるのです。

上手くいく例を挙げてみると、

一つ目のグループについては、中学受験したということで、勉強に対する知識とか集中力とかそういった面でリードしているのは確かなで、そんな勉強慣れしている子が稲荷塾に入ってそのまますごく伸びていく生徒がいます。

二つ目のグループで、初めて本格的に勉強するのが楽しくてどんどん勉強して、中学受験をした人に比べて最初はもちろんいろいろ負けているのですが、ぐーっと追い抜いていくという生徒がいます。

三つ目のグループだと、小学生部から始めているので、中学数学を半分くらい進めている場合が結構多くて、そのまま余裕をもって学習していき、高校数学の予習をかなり進めた状態で、数1Aへと邁進していくケースがあります。

 

つまり、出自はどうあれ、勉強に前向きに取り組み、新しいことを学ぶことを自然にとらえられるならば、伸びていけるということです。

 

そして中学数学クラスの内容としては、1年間で中学数学をおよそ2回転します。

まずは、最初の半年で一般の公立中学の中学1年生~中学3年生で学ぶような基礎内容を学年順に、一通り学んでいきます。あまり難しいことにはフォーカスせずに、一通り全体像をとらえるということです。数学の勉強においてだけでなく、理系科目全般については、一通り全体像を先にとらえるということはその後の理解をスムーズにしてくれるものです。

半年でできるのか?と思うかもしれませんが、ある程度飲み込みがいい子は、基本的にできます。逆に言うとできないならば、その子は東大京大理系レベルに現役の間に到達することはかなり難しいと思います。なぜなら、高校のある程度の進学校では、1年生の半年から9か月程度で数1Aは終わらせますし、灘高校などに高校入試で入った人は、入学前に数1Aをマスターしてくるのが課題になっているのですが、実はその数1Aは、中学数学全体より量が多いんです。さらにいうと、数2Bや数3はその数1Aよりだいぶ多いのです。ということは、中学数学をそのくらいで飲み込めないとむしろ厳しいというように言えます。

そして、一通り基礎を終えた後は、もう半年で学年というくくりをとっぱらって中学数学をもう一巡します。「1次方程式、連立方程式、二次方程式」、「比例、反比例、1次関数、二次関数」などは、全体のくくりの中でとらえ直したときに、よりはっきりと理解できてくるものなんですね。そして、それも終えたら、高校入試問題を使ったトレーニングを一通りして、高校数学の数1Aに入っていきます。

一応到達点は、1年の終わりに堀川高校の入試問題で合格点がとれるレベルになるくらいです。ただ、ここまでで実際に堀川高校の入試問題で合格点が取れるかどうかというのは個人にかなりよってしまうと思います。

ただ、数1Aまで学習すると、難しく感じていた高校入試の問題が、かなり簡単に感じるようになる場合が多いです。なぜなら、高校入試の問題の難しいものは、高校数学の数1Aから降りてくることが多いからです。数1Aは中学数学を少し深めて膨らませたものなので、そこまで理解しておくと断然有利になるわけです。しかも、大学受験などを考えたときに有利になるのは当然ですしね。

高校数学の分量とその後の大学受験準備を考えると、一般的には高校での数学学習は忙しくなりすぎますので、いずれにせよ中学のうちに高校数学を学び始めておくのは有利に働くのが普通だと考えています。(→ただ、稲荷塾については、高校数学でも画期的な反転授業を開発しましたので、高校で初めて高校数学を始める高校生も意欲やある程度の理解力があれば、同じようなレベルに達することができるようになりました!)

 

ただ、本当にいろんな生徒がいるのは百も承知です。学年を超えるスピードで学べない人もいることはわかっています。ということで、稲荷塾では、数学が好きだなとか、どんどん新しいことを学んでいきたいなとか、今はそこまででもないけど意欲があってできるようになりたいな!そんな人を募集したいと思います。

 

ということで、ちらしも配られ始めているということですので、改めて中学数学の説明をしてみました。

入塾説明会のご案内

説明会リンク