A会話準備クラスでやったこと(参考)

松谷です。

カーメリアが大人気になった今、次年度はお蔵入りになってしまう企画として、A会話準備クラスというものがあります。(ました?)

中学英語の基礎を3ヶ月間で叩き込むというややスパルタ臭のする企画です。

実際は、初学者をイメージしてものすごくマイルドに進めましたが(笑)

年初に10人強の生徒に3ヶ月間、受講してもらって、今も大半の生徒はカーメリアのレッスンを楽しんでくれているようです。

 

まあ、チャンスがあれば、カーメリアも最初から交えて、6ヶ月スパンにして、2時間授業のうち1時間僕1時間カーメリアみたいな、もう少しブラッシュアップした形でできたらという話もあったのですが、ありがたいことに、カーメリアが人気となり大々的に準備クラスを設定してまで、A会話を募集することもなさそうです。

 

ということで、普通に消えてなくなってしまう内容ではありますが、まあ結構準備には時間を要しましたし、もしかしたら、小6や中1くらいのどなたかにわずかに役に立つ可能性もあるかもしれないなということで、せっかくですし、何をやったかを共有しておきます。

 

やったのは、

3つの教材です。

授業で使ったのが、「中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本」です。

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これを選んだのは、まずすごく薄いこと。その結果、3ヶ月で終わりうるということ。授業で使いやすいレイアウトになっていること。音声素材がついていること。難しい単語など使わず文法に集中していること。しかも細かく入り込みすぎていないけど、本質は外していないこと。四技能の基礎を訓練できること。それらが理由でした。

これらをだいたい、1週間に2ユニットずつ進めました。巻末の4技能トレーニングとセットで進めていきました。

 

宿題で扱った文法教材としては、「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」というものです。

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授業用のものだけだとよっぽど繰り返してやらないと量として不足してしまうと感じましたし、文のバリエーションとしても不足してしまうと感じましたので、宿題用として、この本を使いました。授業用と対応するところを宿題としてやってもらいました。これも音声CDがついていて、4技能対応できること。あと、すごく初学者でもとっつきやすいような説明になっているので、これを選びました。

 

また、単語学習としては、宿題用の単語帳として、「中学英単語をひとつひとつわかりやすく」を使いました。

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中学英語用に、英単語教材を使うかどうかって結構是非があるところなんですが、まあ3ヶ月という短期間の講座ということで、いったん触れたことがある状態にしてもらいたい。あとで何回も繰り返しやすいということで、これを使いました。ほとんどすべての単語帳を見ましたが、とっつきやすさと宿題の文法教材との連携と、絵の多さからこれにしました。

 

あと、授業用の教材と宿題用の教材で単元の順番とかがずれていましたし、僕としてはこの順番で学ぶのが最短であると思っている流れがありましたので、それらをまとめて、中学英語対照表という形で配っていました。 この順番で、授業で学んでいくよ、宿題で該当するのはここだからやっておいてね、単語はここを覚えていてね。そんな感じで使ってもらってました。

場合によっては、親御さんの協力を仰ぐことも出てくるだろうなと思いましたので、安心してもらうのプラス進み方をわかっておいてもらいたいなっていうのも少し意図してました。

中学英語3年分対照表

あとは、授業の最初に毎回、前回の授業範囲の、文法テストと単語テストを行っていました。これは、僕が切り貼りしたりしながら手作り的に作ってました。元ネタは、上の3つの教材ですが。

あー、それと、時制が終わった段階で時制の総まとめプリントと演習プリントを配ったり、不定詞と動名詞が終わったときに、不定詞動名詞まとめプリントを配ったりしましたね。それ以外は、授業用のテキストに僕が必要だと思ったことを書き込んでもらったくらいでしょうか。

 

 

以上です。

 

まあ、もちろん負荷は高かったと思いますが、3ヶ月で中学英語を一通りやれたというのは事実かなと思います。

 

もし、カーメリアにバトンパスする形でなかったら、長文学習をここから入れていくだろうなと思います。高校入試レベルの長文を数ヶ月かけて読めるようにしていくというような授業を組み立てながら、文法や単語などを手を変え品を変え総復習し続ける感じですかね。

 

そんな感じで半年から9ヶ月?あれば多くの人が英検3級レベルになるかなって気がします。もちろん人によって違うというのはすごく痛感しましたので、誰でもとはよう言いませんが。

 

高校でやる1番基本の文法までやれば、さらにその先が見えてくるかなと思います。

 

 

僕自身は、英語はスピーキングなどのコミュニケーション関連以外は独学が早いなあと感じますので、もし、上を参考にやってみたいという人がいれば、その参考になれば嬉しいです。

学校のペース遅すぎるけど塾行くのもなあとか、塾のペースすら遅すぎるなあとか、中学入学前にちょっとやっておきたいなあとか、中学英語がどんなものか見ておこうかなとか、そのような意図には合っているのではないかと。

ここまでやれば、英語が得意だと錯覚して、前向きに学習できるかもしれません。少なくとも苦手意識を持ちにくいかと。

 

あんまり若すぎる学年(小3とか)でやると、文法の概念的な説明に拒否反応を示すかもしれないので、微妙かもしれませんが。

 

稲荷塾生にはいくらでもアドバイスいたしますので、いつでも聞いてくださいね!