自分の書いた解答を消すのは最悪。

松谷です。

問題を解いて、丸付けしたあと、間違ってた場合、自分の解答を消す子がいます。

かなり高い確率で数学ができないです。

 

だって当たり前ですよね。

 

間違ったりわからなかったところを、一つずつクリアしたときに、伸びるのですが、その機会を自ら奪うようなものですから。元の自分の解答を消して、もしその消したところに答えを写しただけとかだったら、本当に1ミリも学力が伸びません。もし、答えを写さず、答えをちょこちょこ参考にしつつ自分で考えながら解答を書いた場合は少しマシです。ただ、間違ってたときの記憶や記録を消してしまっていますから、深く記憶に残ることはありません。恐らく次にまた間違えるでしょう。

 

と、少なくとも僕はそう思っています。というか算数や数学の勉強に消しゴムなんていりませんからね。

 

まぁ、今日は中学数学見回り時にそれに気づいて無理やり声をかけてネチネチいってたらすごく嫌そうな顔をしていましたね。ははは。

 

 

嫌なことをいうというのに関していうと、もうひとつ。

 

最近ず~っと眠そうにしている、というか寝ている小学生に、それだったらいる意味ないで。辞めた方がいいんちゃう?と言いました。

 

まぁ、寝てたとしても気づくたんびに起こして1問やらせて、また寝てるから起こしてなんてやって、普通にやれば進むスピードの10分の1くらいで進めても、まあ授業料はもらえるわけですね。だからそんな子にわざわざ厳しく言って辞めさせた場合、稲荷塾の売上は下がるんでしょうから、そんなことを言うべきでないのかもしれませんが、その子のことを本当に考えたらそう言わざるをえませんでした。

 

というかもしかしたら、子どもの無意識のサインなのかなとすら思ったんですね。

 

僕は本当に稲荷塾のやり方はある程度できる生徒ならほとんどの生徒に役に立つと思っていますが、ただ、その子のタイミングのなかでどうしても合ってないということは絶対ありうると思うんですね。

 

それを親御さんに嘘をついてごまかしてまで、続けて欲しいなんて思いません。まったく。

 

辞めてその時間解放してあげた方がその子は幸せになるんじゃないのかなと真剣に思ってしまいます。

 

小学校で、中学数学がいったん途中で終わってもいいじゃないですか。少しでもやる気になったらやればいいんじゃないかなと。多分そういう子の場合、頭は悪くないんでしょうからやる気になってから真剣に1ヶ月やれば、だらだらやった1年分くらいに相当しますしね。

 

小学生で少しもワクワクしない勉強なんてやるべきじゃないです。

 

特に、連立方程式とか1次関数の答えや式だけを求めるところがゆっくりやりすぎると本当に退屈になると思います。頭のいい子ほど退屈になるかもしれません。

 

以前、すごく賢い小学生3年生がいましたが、中学数学の最初の方でつまらなすぎてか、ずーっと眠気に襲われていました。

 

林くんも中学数学の最初でつまらなくて作業にしか思えず稲荷塾の門をたたいたということがありました。

 

そんなことを教訓にして、小学生の低学年時に中学数学に行く場合だけ、中学受験の初歩の算数を少し混ぜているんですね。(他にもいくつかの意味がありますが)

 

でも、どのあたりでつまらなく感じるのかは僕にはわかりません。

 

今見ていると小3、4年で中学数学に進んで楽しそうにしている子もいるように感じます。それが、中学受験算数を少し混ぜたからなのか、元々そういう気質の子なのかそれは確かめようがありませんが。

 

とにかく、誠実で、正直な塾でありたいと思います。

 

スターバックスの元CEOか何かのハワードシュルツがそんなことをいってましたね。

ビジネスで成功するには100パーセント本物で本当で透明でなければならない。二者に対して2通りの情報を持ってはいけない。利益を上げることに集中しているから成功するのでなく、顧客や地域に素晴らしいことをしているから利益をあげられるんだってね。

綺麗事にも聞こえますが、ある意味真実なのかなと思っています。