不正?

昭和大学でも入試の得点操作が行われていたという記事が新聞に出ていました。

現役に10点プラスし、一浪に5点プラスし、2浪以上には加点しなかったと書いてありました。卒業生の親族は補欠の成績なら正規合格にしていたとも。

まず、それ自体があまり信じられません。つまり、もっと大きな操作をしていただろうと思うのです。

それで、そういう操作を不正だとは考えていなかったという大学側の見解も載せていました。

当然だろうと私は思います。不正だと厳しく糾弾する識者の声も掲載されていましたが、私立大学が独自の基準により自分がほしい生徒を選ぶことに問題があるとは思われません。

これをダメだと主張する人には、AO入試にも反対してほしいと思います。昭和大学の行為を不正だと言うのであれば、AO入試はとんでもない不正です。各大学が決めた不透明な基準により判定されるわけですから。

逆に、人が決めた基準を無批判に受け入れるのも変です。つまり、高校入試における内申点のことですが、それぞれの中学では状況も違うし、基準も違うはずなのに、それが合否に大きく影響するって、全く意味不明です。

大学入試はそういうバカげたこととは無関係だと思っていましたが、そうとも言い切れません。つまりAO入試では高校時の成績を判断材料にするというわけですから。

 

まあ、私としては東大・京大が変なもの(文科省)の影響を受けないで、独自の入試を実施してくれることを願うばかりです。

 

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“不正?” への1件のコメント

  1. 上原 より:

    初めまして。
    いつも(こっそり)先生のブログを読ませて頂き、小学生の甥に先取り算数を教える参考にさせて頂いております。
    今医学部不正?入試で騒がれている件について、この問題の本質について考えてみましたが、私は二つ挙げることができました。
    一つ目は、得点調整を行うことと、その方法について受験生に募集の時点で開示していないことです。
    二つ目は、いくら私立大学だからといっても、自分たちの設定した合格基準に達しない受験生を合格させていることです。
    一つ目に関わってくる性差については、医療現場という特殊性と男女平等という時に相反する事象についてはもっと議論されていくべきものだと思います。
    二つ目に関しては、医学部に限っては、国の保健制度で国民が治療を施す医師免許が関わってきます。医師国家試験はまだまだただの暗記ゲームの域を出ておらず、大学で設定した基準にも達しない受験生が権力やお金で医学部入学≒医師になり、保険診療を行う権利が得られるという構造に問題があると考えています。

    話は変わりますが稲荷式数学を開始するにあたり、やはり稲荷式の中学数学の参考書がどうしても必要だなと痛感しています。
    前著書2冊にも記載がありますが、個別の単元のイメージが掴みにくく、高校数学への架け橋としてどこまでの理解を要求しているのかを具体的にしるには稲荷式の中学数学を待つしかありません。
    全国の迷える小学生、中学生の為にも、早い発刊をお待ちしています。

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