親は心配し、子どもは気にしない

松谷です。

このところ僕が中学数学を1年で終わらないならば辞めてもらうとか、飲み込みの悪い子に苦戦しているとか、数3の複素数平面結構苦戦してる人多いなとか、割にあけっぴろげにブログに書いているせいで一部の親御さんに予想以上に心配させてしまっているかもしれません。あと、ルールを勘違いなさっているケースもあります。

 

まったく心配しなくても良さそうな親御さんも心配なさってたりしますので、なんだか申し訳ないなと。

 

ただ、親が子どものことを心配するのは自然なことなんだとは思います。稲荷先生が、親が何しようが「子どもはなるようになる」と言っていましたが、確かにそうだなと思う一方で、自分が子どものことに冷静でいられるかはわからないですよね。

 

特に、1人目の子どもとかだと比較材料もないので、本当にこの方法でいいのか、我が子の状況はどうなのかというのが気になるのが普通だと思います。

 

ですから、たまたまいろいろな子を見る機会がある僕たちが正直に、ブログで何かを発信したり、連絡帳などで何かを書いたりすることも重要なんではないかなと思います。

 

まあ、親の心配をよそに子どもは何も気にしてないことも多いですがね。。のんきにスマホをいじってたりね。。

 

 

一応、勘違いがないように、今年設定しているルールについて今一度ちゃんと伝えておきますね。

 

中1の4月までに入塾した生徒(小学生部からいる生徒も中1の4月に入塾した生徒も含む)については、中1の終わりまでに中学数学を終了して、中2から高校数学に行くというコースしかないことになりました。つまり、その時点で中学数学を終わっていない場合は、基本的には退塾の流れになります。(もっと進度が早い場合は別で、中1の秋に高校数学、中学入ると同時に高校数学、小学校のうちに高校数学ということも可能です。)

 

中1の最初の時期とはずれてご入塾された場合は、ご入塾されてから1年間以内に中学数学を終了して、そこから高校数学に行くということになります。(例えば中1の9月入塾だと中2の9月から高校数学という感じです。中1の7月入塾でも同じく中2の9月に高校数学に入ることになるので少しタイムラグがありますが。)もちろん、1年以内に中学数学を終わっていない場合は、基本的には退塾の流れになりますし、半年で終わる人は早めに高校数学に移行します。

 

脅しのようであり、高圧的にも感じる仕組みに見えるのですが、小学生部からの子やだらだらとやっている子に刺激を与えて高校数学でも稲荷塾と関係を続けてもらえる確率を少しでも上げるための1つのアイデアだということをご理解いただけると大変ありがたいです。あとは稲荷塾は今のところスタッフが少なく箱もひとつですので、全生徒をずーっと好きなだけ延長して囲ってあげる余裕がないのも事実です。

 

また、恐らく上記の基準に到達できない場合は、我々の力不足ではあるのですが、他の塾や家庭教師などの方が合うのではないかと思います。それをご家庭に判断してもらえる良い材料になるのではと思います。

 

中学数学ひとつとっても、大学受験まで見据えていて、かつ高校でもトップ校に入っておきたいという場合は、数1Aまでマスターしていた方が明らかに有利です。ただ、そうではない場合は、中学数学を学年に応じて学習しておいた方が楽ですし、負担も少ないと思います。(結局、その場合、高校数学で苦労するとは思いますが。)

 

ただ、この1年で終わらせるという進度基準が本当に良いのかはわかりません。遅れてる子でよくわかってないけどただ終わらせようっていう子が出てきてしまうのも想定できますからね。明確に設定はしていませんが、確認テストもある程度とれていて、進度も間に合っているというのが本当に求められている基準です。もっというと無理しないでも間に合うし理解もできているのが理想ですから、入塾テストみたいなものの方がいいのかもしれません。我々も模索中という状況ですので、お許しください。

 

 

ちなみに、小学生部からの子たちだと普通は進度のうえでは、中学から入塾組に比べてものすごくリードしていることになるのですね。だからそういった進度の心配は普通は不要です。ただ、だらだらとやる癖がついてしまっている子は、正直全然進まないので、ものの数ヶ月で2年分くらいのリードがちゃらになってしまうんですね。去年見ただけでも、中学以降入塾組で2ヶ月でプリントとテキスト両方終わった子もいますし、昔は1ヶ月で終わった子もいたそうですしね。(実際には、これは極端な例で、去年、半年で終わった子が3人いましたが、とても優秀かついつも土曜日に来ていました。)

 

正直昔は稲荷塾の小学生部のレベルはかなり低かったようなのですが、最近はかなり高まっていると思います。それこそ明らかに僕よりできるようになるだろうなって子が何人かいますから、もう昔の状況で何かを語ることはできないような気がします。爆発的にできる小学生部上がりの子もいますしね。まあ、でも、そうでない子ももちろんいます。必要な改善はし続けたいと思います。(そして、隠さずちゃんとお伝えしますが、中学受験合格だけを考えるなら中学受験専門塾に行く方が合格の確率が高いです。)

 

まあ、いろいろ感じたことを発信していきますね。皆さんにとって少しでも有益だと信じて。