中学数学クラスについて今一度確認

松谷です。

先日、中学数学で生徒に、聞かれたので、伝えました。

「おれこのオリジナルテキスト1年以内に終わらなかったらあかんのですよね。もし、終わらなかったらどうなるんですか?」

と聞かれたので、

「基本的には、塾を辞めてもらうことになってるで。」

「さらに言うと、形式上終わるだけでも意味ないからちゃんと理解してできるようになるためにも宿題までやらな意味ないで。」

と伝えました。

利益をあげて存続している塾としては、あるまじき言動ですね。

 

ただ、本当に1年間で必ず終えてくださいとだいぶ前から言われていて、あらゆるフォロー体制が整っているなか(解答を渡しているから家でも出来る、土曜日は最長7時間いれる、しかもほぼ授業と同じ環境)終えることができないような能力またはモチベーションの子はまず間違いなく高校数学についていくことができません。今までの事例から見るに。

 

でも、高校数学に実際に入ってみなければわからないじゃないかという見方もありますし、高校数学にトライしてから、生徒に判断させるという手の方が、稲荷塾としては儲かると思います。多分。

 

でも、結局、不幸になると思うんですね。モチベーションのないなか、自分には無理なスピードで、無理な内容をやらされる不幸がありますし、そんなモチベーションのない生徒をそれでも教えてできさせようとしなければと塾側から叱咤されるうちにさらに精神的にきつくなってくると思うんですね。

 

稲荷塾は東大京大レベルに到達したい子を押し上げる手助けをしたいと思っている塾で、願っている子にとってはそれはすごく意味があることだと思います。

 

ただ、すべての子にとって東大京大に行くことを目指すことが幸せなことではありません。むしろ不幸ですらあります。

 

妻に言われて、改めて認識しました。

 

大谷翔平や張本くんなどが、東大京大に行く必要はまったくないですよね?

 

普通の学校の勉強で平均をとれない子にとって東大京大を目指すことは正義ではないですよね?それが正義だとしたら頭が狂ってますね。そういう子にとっては、まずは学校について行くというのが十分に正しいことです。

 

てか勉強にプライオリティがない子は昨今いっぱいいますしね。

 

 

結構、勉強好きみたいだ、特別なことやってないけどなんか得意みたいだ、なんか勉強してると楽しいな、そんな人が自然にそこを目指せばいいのではないでしょうかね。もしくは、たまたま猛烈に京大とか医学部とかに憧れがあってどうしても受かりたい!そんなに得意ではないがどうしても得意にしたい負けたくないという気持ちが人一倍強い!そんな人が無理やり目指したらいいのではないでしょうか。