エッセーにおけるダメ出し

松谷です。

カーメリアがエッセーにおけるあるべき姿について書いていますね。

 

彼女にダメ出しされたのを思い出しました(笑)

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まず、僕が、20弱の練習エッセーについて、ほぼ同一フォーマットを使っていたのは事実です。

 

そして、そのつまらなさにダメ出しを受けつつも、基本フォーマットの部分については、意図的にそうし続けていたのも確かです。

 

能率的な簡単な方法を見出そうとしていたことも事実であり、英検だけでなく、toeflとかその他の英語試験でもそれでほぼ確実に点は取れるだろうなっていうのも僕の感想です。頑張れば満点近くもとれるでしょう。

 

さて、「守破離」という言葉があります。

 

何か新しい物事を身につけていくときは、型を守る、型を破る、型から離れて自分の型を作り出していく。という順番が良いとされています。

 

例えば、僕はエッセーに関しては少なくとも英検の対策前は素人だったと思います。そして、対策期間はだいたい1カ月弱を想定していました。

 

そこで、ぼくがとった作戦は次のようなものです。

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まずは、時間もないし、何かよい見本となるような、型みたいなものはないかと探すわけです。

 

そうすると見つかるわけです。ほう、こう書けばいいのか。

 

そして、型を 守って書いてみようと、まずはその型を試してみるわけです。おっなんとなく書けそうかな。いろんな文章で試してみよう。

あっ、少しだけ、お題によっては、最初のイントロを変化させないとだめだなと微調整をしていきます。

 

なんとなくこの型で書けるようになってきたかな。

 

あとは、30分弱くらいで、210wくらい書き切らないといけないという制約があるな。アイデアの構築と合わせて時間との勝負だな。とにかく、残された期間の分だけ、英検によく出るテーマについて書いてみよう。知識も得たいし。

 

いざ、本番。ふー、書けた。

 

型通り書いたから、フォーマットで迷う時間は必要なかったので、時間はある程度短縮できたな。中身の具体例の部分を考えるのに時間を多く割けたかな。

テーマとしてもよくあるやつで書きやすかったな。

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まあ、こんな感じでした。

実際、どういう点数がもらえるのか全然わからなかったので、不安は残り続けていましたけれども、採点結果が返ってきて、あーこのレベルのエッセーだと8割ちょいもらえて、合格平均点ちょい上くらいなのね。ある程度人気の書籍を参考にしたから、少なくともこの試験で点をとることに関していうと正しい情報を言っているのね。という感想を得ました。それで、もし上手くいかなかった場合、違うやり方に切り替えたと思います。

 

僕は外国語としての英語テストとしてエッセーを出すならこんな感じの採点基準にしかできないだろうな、という風に感じます。すなわち真のオリジナリティなんていうものは求めることは不可能だと思っているわけです。もちろん具体例や理由のところで、個々人の意見によって多少内容が変わってきますが、30分なんて時間で出てくるものに大差があるとは思いません。実際内容を考える時間は5分くらいですし、なおさらです。即ち、内容のオリジナリティでは点差をつけることができないわけです。

 

まあ、ということで、基本の型を知ってるかどうかと一応正しい英語で書けるか、質問の答えになっているか(論理破綻してないか)だけが問われるわけで、ほんとつまらないなと思いますし、こんなんで差がつくなんてアホらしいなと。しかも、採点官の技量の不安定さが絶対あるやろうから、採点も多分怪しいものだろうなと思いますので、やってられないなと。

 

はは。なんか不満ばかり出ました笑

 

まあ、いずれにせよ、僕がとった手法は、守破離の守をとりあえずやってみた。という感じです。

多分、一般的に日本では正攻法と言われる対策だと思います。

 

しかし、これはエッセーを書きなれていなくて、英語の議論の基本的な枠組みにも慣れておらず、そして外国語であるがために表現のバリエーションが限られがちな集団における正攻法だと思うわけです。

 

そうするとまあ次善の策と言えるわけですね。

 

もちろん、その次善の策も、テストをパスするためだけにさっとやる分には、効率的たと思いますけれども、面白くはないですね。僕は落ちたら嫌だなという感情が働いてしまい、それでやってしまいましたが。。

 

本当は、その守破離の、離くらいの段階での争いなら、ベストでオリジナルな表現や内容を探っていくんだと思うんですね。

カーメリアから見たら、その前の前の段階の僕のものなんて、そらーつまらない文章に見えただろうなと。

 

ははは。

 

まあ、壮大な言い訳をしている感じになっていますね笑

 

まあ、一応、これが僕の今の見解ではあります。

 

ただ、これって変わるかもしれません。

 

なぜかって、僕らがまず守ろうとしている、僕らが型だと思っているものって、もしかしたらそれ自体少しイビツな可能性もあるからです。

 

もしかしたら、外国語としての英語学習者向けに簡略化して伝わっているものかもしれませんし、もしかしたら、型はその通りなんだけれども僕らがその表面だけを捉えているのかもしれません。

 

まあ、カーメリアの元で学んでいる生徒さんは、本物にきちんと向き合って学んでいってくださいね。

 

 

あっ、オリジナリティはいらないとかいろいろいいましたが、短時間の時間制限がある英語資格試験以外のエッセーはまったくそんなことないと思います。

 

例えば、海外大出願時のエッセーとかはまた全然違うと思います。

 

これは、自分の今までの人生全部をぶつけて書くものなのではないかなと思います。

 

まあ、皆の人生が違うはずですから、もちろん内容はオリジナルにはなるはずですし、表現や趣向を凝らしたくなるでしょう。

 

ただし、クラス委員しました、部活で大会優勝しました、ボランティアしました、学校の成績良かったです。なんて物事の羅列ではだめだと思います。その中で、何を感じ、何を得て、今の自分にどうつながっていて、それを未来の自分にどうつなげていきたいのかをちゃんと書かないとダメかなと。そこまでいって、その人の人物像=オリジナリティが浮かび上がってくるのかなと。

 

 

なんの話かわからなくなってきたので、このへんで。