数学を楽しむ

入試って、限られた時間内でやるべきことができるかどうかを問うているという面がありますよね?

たとえそれが面白くなくても、やらなければならないとしたら、段取りを決めて実行するという感じです。

たとえばセンター試験とか …

その能力って、あれば人に信頼されますし、たしかに重要な能力の一つだと思います。

実際、仕事を進めていく上で、それがなければ相手にもされませんし、是非身に着けておくべきものだとも思います。

 

しかし、

 

もし、それだけを要求しているとしたら、ちょっと悲しいですね。

本来、学問って、興味にそそられてどこまでも追求したいという欲求によって支えられているものだと思うのです。

なのに、もしまんべんなく全教科で一定以上の点数を取るようにと要求されたら、真理を求める気持ちが削がれますよね …。

 

おっと、

 

制度の不備にまた文句を言いそうになっていますが、今日書こうと思ったのはそういうことではなく、「数学を楽しいと思って学んでほしい」ということです。

そしてそれこそが本質だと思うのです。

数学ができれば入試に有利になるとか、論理的思考が身に着くとか、そういった結果としての効果ではなく、「ほう、そうなんだ!」という純粋な喜びを積み上げてほしいと願っています。

まあ、土曜日の個別指導に面白い生徒がいるわけです。

まだ中2ですが、阪大だったら受かるだろうというところまで来ています。

そして、この子が楽しそうに勉強するわけなんです。

ついついこちらも引き込まれてしまいます。