何が「不正」か?

英作文が上手くなるには英語の本をたくさん読むことだ、と Carmelia が正論を言っていますねぇ …

まさにその通り!

 

しかし、英語の入学試験において訳すことが中心なのはどうなんだ?なんてなことも書いてます。

じゃあ、どんなんだったらいいと考えているのでしょうねぇ?

これは聞いておかないといけないと思いました。

日本の英語教育は欧米の文献を読めるようにするという目的で始まったと私は理解しています。

だから特に京大なんかは「読め、訳せ」しか要求して来なかったのです。

まあ、最近少し変化があるようですが。

それに対して、最近の英語熱は英語をコミュニケーションの道具として捉えているところが大きく違います。

そしてそれに伴って入試も変ろうとしているわけです。

 

ところで、入試が変わるというと、新たな問題も出て来ます。

今、東京医科大学で女子の点数を低くする操作が行われていたということを「不正だ」と叫んでいますが、大学がほしい人材をその大学の独自の基準で面接等により選別するのがAO入試で、AO入試が中心になるようにして行こうとしているのだったら、東京医科大学がやっていたことを「それはいいことですね」と言わなければなりません。

はっきり言って、AO入試は完全なブラックボックスです。たくさんの寄付金を払ってくれる生徒がいいと思えばそのようになります。それを不正と呼ぶことはできません。

実際、アメリカのトップ校は基本的に私立で、お金持ちの子弟と優秀な学生が学内で出会うことを良しとしています。

そうすれば、何らかの化学反応が起こるだろうと期待しているのです。

 

東京医科大学がやってきたことを不正だと言っているような日本人に、そういう欧米式選抜方法が合っていると思いますか?!

 

場当たり的な改革なんてやめましょう!

と私は言いたいです。

 

と言うより、文科省主導の全国一律改革なんてなアホらしいことは即刻やめましょうと主張したいです。

 

あぁ…

 

これ以上書くと怒りを抑えられなくなるので、このぐらいでやめておきます。