京大英作文

おっ、松谷君も同じテーマでブログを書こうとしてますねぇ …。

 

京大志望の受験生から英作文の添削を頼まれた彼は、添削後、Carmelia とそれについての議論をしていました。

昨夜、私の授業が終わって3階のドアを開けたら彼らの声が聞こえて来たので、その前から検討は始まっていたわけですが、その後も30分やり取りは続きました。

松谷君が日本語のニュアンスを伝え、彼が直した部分についてその意図を説明し、それに対して Carmelia がさらに日本語の意味を聞いたり、作られた英語が自然であるかどうか、こういう表現の方がいいのではないかといった意見を言うというような話し合いをしていたのです。

すごく面白かったので、私も彼らの話を聞きました。

まあ、レベルがとんでもなく高いです。

 

ところで、京大の英作は難しいですよね?

「お母さんの趣味は買い物です。先のことを考えずにいろんなものをいっぱい買うので、家の中が無駄なものでいっぱいになります」

だったら、どう訳しますか?

昨日松谷君たちが検討していた英作のうちの一つに上のような文がありましたが、結構大変です。

 

思えば、私が受けたときも絶望的に大変でした。

「茶室の窓はヨーロッパ的な意味の窓とは根本的に異なっている。それは外を見るためではなく、外の気配を感じとるためにある。我々はそこに映る樹木の影がゆれるのを見て外の風を感じとり、この影が薄くなるのを見て日没を感じとる。茶室の窓は外の光を抑制して 内部にいれることを役割としているのである。」

今ならちょっとは書けそうな気がしますが、当時は諦めるしかありませんでした。

茶室なんて、chasitsu とか書きましたし。