覚えるべきことは覚えろ!

昨日は数ⅡBクラスで三角関数と指数・対数関数のテストでした。

反転授業により、半年で数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲのそれぞれをするようになり、以前のように各単元ごとにテストをしていると、テストの頻度が高過ぎることになり、今は2単元で1回のテストをするようになりました。

それに伴いテストの量も増えました。6問1時間半のテストです。

これにより、かなり正確に理解度を測ることができるようになったと思います。

 

しかし、意外な面もありました。

まだ採点はしておらず、ちらちらと全体を眺めただけですが、すごく飲み込みがよく、普段の小テストでもそこそこの点を取っている生徒がまるでダメだったのです。

大体の場合は、飲み込みの良さと学力は比例に近い関係にあります。

ですが、定着させるための努力を極端にさぼっていると、飲み込みが良くても学力につながらないことがあるのです。

 

この逆もあります。

飲み込みはそんなに良くなくても、もう少し正確に言えば、少し悪くても、覚えるべきことを覚えて、努力しているうちに本当に数学ができるようになり、結果的に府立医大に受かった子がいます。

「子」なんて言っても、もう20代後半になっていますが、伝説の塾生です。

彼は中2から稲荷塾に来ましたが、数学が足を引っ張っており、あまり思わしい成績ではありませんでした。

しかし、数ⅡBが転機でした。

数ⅡBは覚えるべきことが多く、これを覚え切っていないと、いくら頭が良くても点が取れません。

まあ、上に書いた伝説の塾生:マロンは覚え切ったわけです。そしてその中で、意味がじわじわと分かっていったのだろうと思うのです。

高3になるころには洛南でトップ10に入るような成績を取るようになりました。

そして府立医大に受かったわけですが、彼ほど成績が伸びた生徒はそんなにいません。

 

まあ、そんなふうにやってほしいですねぇ!