2018年の抱負

遂に稲荷塾も今日が今年最後の授業になりました。

年末に当たり、このところの流れと新年の展望について少しだけ述べておきたいと思います。

 

このところ、「英語学習について新しい学び方を紹介する」というテーマでの記事を多く書きました。

特に「A会話準備クラス」は、新年度における大きな挑戦になります。

 

ですが、実は数学でも「高校数学を身に付けるためのつぼ」というものが存在すると感じており、それを伝える効果的な方法がありそうだと考えています。

それはつまり、基礎を確立するということですが、じゃあ、高校数学の基礎って何でしょうか?

高2や高3で途中入塾して来る子に対し、大概は数ⅡBの入り口の補習をします。テキストで言えば、数ⅡB 1、2ページの三角関数のところです。

ところが、この部分をしっかり理解している生徒を見たことがありません。たとえその子が高3生で、京大に合格するであろうという成績を取っていてもです。

だから伸び悩み、不安があるからこそ稲荷塾の門を叩いたということだと思いますが、これは彼らだけの問題ではなく、ほとんどの諸君に当てはまる課題だと感じるのです。

それで、私が考える高校数学の基礎とは、

「定義を深く理解することと、必要条件の変形と必要十分条件の変形の違いを知って、正しい論理展開ができること」

です。

この姿勢が身に付けば、他の分野を学ぶときも理解が断然深くなります。

ということで、この「ツボ」を伝える短期講座などができたらいいな、と考えているところです。

 

いずれにしても、稲荷塾は2018年、ますます挑戦的に頑張って行こうと思います。