信頼関係か。〜数学のフォロー授業〜

松谷です。

中学数学のクラスは、チューターの先生がかなりすごすぎるので、あまり僕がやることがないという状態になっています。

 

あっ、はっきり言って、稲荷塾のチューターは、本当に最強のチューター陣だと思います。数学の実力や教える技術的なことだけでなく、性格的にもです。

 

ということで、昨日は少しだけ、中学数学とは別の生徒の数学のフォロー授業をしました。苦戦しているというので少しだけフォローさせてもらいました。

 

で、僕は思ったんですね。

 

はっきり言って、東大京大の問題とかは、稲荷先生とか僕とかは解きまくってますし、解けるようになるやり方はわかっています。

 

でも、普通は、生徒は、多かれ少なかれどこかでハードルを感じてしまうものだと思うんですね。(少なくとも僕は学生のとき感じました。)

 

それは、難しさだったり、量だったり、時間的なことだったり、成績の伸びだったり、部活や学校との両立だったり、他科目とのバランスだったり、様々なことにハードルを感じるんだと思います。

 

でも、そのハードルを感じたタイミングで、こちらを信頼してくれて、質問や相談をしてくれたりしさえすれば、たいていは乗り越えさせてあげられると思うんですね。(まあ別に自分で考える力を奪うとかそういうのじゃなくて、どうにも行き詰まったときですね。)

 

でも、逆にいうと、塾生との信頼関係がすごく大事だなと思いました。

 

信頼関係がないと、質問や相談もできませんものね。

 

そういう先生になりたいものです。

 

でも、信頼関係を構築するぞ~!!って思ってやりすぎてもなんかただのウザ熱いだけの先生になりますから、それは意味ないんですよね。

 

自然にそうなるのが理想ですね。難しそうですが。。。

 

あっ、もちろん保護者様との信頼関係もすごく大事ですね。

 

こちらを信頼してもらえない状態だと、何をやってもうまく行かない気がします。

 

逆に、信頼して任せてもらえる状態になれば、こちらも力が発揮できますし、より生徒さんの力を引き出してあげることができる気がします。というか、そうしようというエネルギーがものすごく湧いてきます。

 

ただ、僕は、一人の生徒のすべてを把握するのは塾には不可能だと思っています。つまり、塾は全く完璧な存在たりえないということです。どうしようもない部分もありますし、正直こちらの落ち度という場合もあると思います。

 

そんな足りない部分のフォローをさりげなく親御さんがしてくださったり、お互いの役割を尊重しあったうえで建設的にご意見をいただき意見交換できたりしたとき、その相互作用で、塾生をさらなる高みに押し上げられるのかなと思います。

 

明日は中学数学クラスと反転クラスと演習クラスの保護者会(小学生部と受験生以外)ですから、忌憚のない意見をお聞かせいただいて、それに関するこちらの思いもお伝えし、それらを塾生への指導に生かして行きたいと思います。