本気で勝負!

演習2に来ている塾生たちはみんな真剣です。難しい問題に対してもくらいついてきます。

昨日も全員が苦戦する問題があって、途中でヒントを出したら、それぞれに気付くことがあったようで、怒涛の勢いで解答を仕上げていました。明らかに、春の段階から比べると伸びています。こうなると授業をしていても、とても楽しいです。

 

ところが演習1になると、そこまでの迫力がありません。

演習2は受験生のみによって構成されており、演習1は高2生が主体になっているという違いが大きいのかも知れません。

解けなかった問題は、家に帰ってから解答を見ずに自力で再現してみるようにと指示を出していますが、演習1のクラスでは、やっていると言いながらやっていないだろうと思われる塾生が混じっています。

もしやっていれば、3か月も続ければ別人のようになります。問題文を読んで10分も動けないなんてなことはなくなります。まず動けるようになり、それでもミスが出たり、方向違いがあったりして、解答に触れたときに「そうだったのか!」という気付きを積み重ね、次第に力が付いて行くのです。

受かる子は、基本的にもう高2のこの時期から本気モードに入ります。まだのほほんとしているようではかなり危ないです。

そういう意味で、演習1も演習2に近いぐらいの白熱した雰囲気になってほしいと願っています。

 

それと、このごろは授業の密度を上げることができたことのマイナス点も感じ始めています。

つまり、一回一回の授業の重さが増したので、もし一回さぼれば、すごいビハインドになり、追い付くのにエネルギーが要ります。

もちろん土曜日の演習の時間を中心にサポート体制は準備していますが、それすらさぼるようになると、振り飛ばされてしまうのです。

これは反転授業でも同じです。従来の2倍の進度で進むということは、それだけ一回の授業の重要度が高まったということです。

ですから、たとえば学校の定期テストで休むのはダメです。

つまり、相当の目的意識をもって自己管理しないと苦しくなってしまいます。

逆に言えば、そこを乗り切ることができれば、ぐんぐん伸びます。

まあ、意識次第だし、私の感覚では「それぐらいできないでどうする?!」という感じです。

実際、定期テスト前1週間に入ったから授業を休むなんて言う子の場合、休んだからといって、そんなに有意義な勉強ができているはずがありません。単に休憩しているだけ(だから「休む」か?)だと思います。

 

少し厳しい表現になってしまいましたが、これが本音です。

本気の子のみが集まる塾にしたいですね!