恵まれていることを知るべし

このところ雨も多く、冷え込んで来たので今朝は少し寒気がし、鼻水が出て来ました。軽い風邪を引いたようです。

息子も同じ症状で、寝ていたいようでしたが、今日はドイツ語があるとのことでしぶしぶ出掛けました。

まあ、そういうときもありますよね。

 

さて、Carmelia が「Lion」のことを書いていましたねぇ。

私もこの映画には感動し、このブログにも書いたことがあったと思います。

でも、感じ方は随分違いました。

主人公が「恵まれた中で生活することに心が痛む」と語ったことに共感したと言っています。

この映画は実話をもとにした物語で、インドのスラム街で育った少年があるとき迷子になり、結局オーストラリアの裕福な家庭に引き取られます。そして大人になった後、グーグルマップを使って故郷を割り出し、お母さんに再会するという話でした。

しかし、フィリピンで育ち日本で生活する者にとって、「恵まれた中で生活することに心が痛む」という感覚がよく分かるというのです。

For me, children sleeping on the streets and mothers carrying rocks to earn a little money to feed her children are not just movie characters.

路上生活の子どもたちや、子どもに食べさせるためのわずかなお金を稼ぐために石を運ぶ母親たちは、ただ映画上のものではないんだ、と語っています。

 

う~む、

 

そういえば、フィリピンにはあちこちにダンプサイトというものがあり、要するに巨大なゴミ捨て場ですが、そこからまだ使えそうなものを拾い集めてはそれを売って生活する子どもたちがいます。もちろん学校には通っていません。

また、台風が来るたびにマニラは洪水になりますが、これはゴミのゆえに地下水路が機能していないという人災だと聞きます。

一体どこから手を付ければいいのでしょう?

 

非常に難しいのです。

 

それでもまず知ることは大切だし、何かできることはないかと考えることが重要です。

Carmelia も「But I want to believe that even privileged can be more informed and empathetic of people who live less fortunate lives.」と結んでいます。

我々は決して自分を特権階級だとは思いませんが、そういう恵まれない子供たちから見たら本当に「特権階級」なのかも知れません。

 

今回の Carmelia のブログはかなり本音の部分が出ていたので、思わず考えさせられました。

 

ちなみに、「俺はドゥテルテは好きだけど …」なんて、軽口を言ったことがあったことを少しだけ反省しました。

まあ実際、傍から見ている分には面白いですし …。

おっと。